草加市内の幼稚園は魅力がいっぱい ~谷塚幼稚園編~

草加市内の幼稚園は魅力がいっぱい
~谷塚幼稚園編~

公開日:2016/04/18

作成者:ちえ

yatuka kinder谷塚駅東口から歩いて3分、県道足立越谷線の交差点を渡って左側、道路に面して谷塚幼稚園があります。県道側からは、一見スタイリッシュな建物に見えますが、善福寺側からのたたずまいはがらりと変わって、いかにも子どもの施設という暖かい感じの幼稚園です。1951年に善福寺境内に開園されて以来、60余年の伝統を誇る幼稚園です。
阪神淡路大震災の後、当時の園長先生が「子どもたちの施設は安全安心が第一に図られなくてはならない」と、平成12年に鉄筋2階建ての強固な現園舎が新築されたそうです。開園以来、一貫して仏教保育を基本として、生命の尊重、慈悲の心、感謝の心など、人として生きていく上で基礎となる根っこの部分を育てる教育を大切にしておられます。預かり保育など時代のニーズにも配慮された谷塚幼稚園を紹介します。

うちの幼稚園、ここが一番!

園児のママたちに、幼稚園選びの決め手やどんなところに魅力を感じているか聞いてみました!

◆保育園でなく幼稚園に決めた理由は?
・長男が6歳長女が4歳で二人子どもがいますが、下の子が5歳になるまでは子育てに専念して、子ども中心の生活リズムにしたかったので幼稚園を選びました。(ちーちゃんママ)
・すぐに仕事を始める予定がなかったので。(Aさん)
・保育園より幼稚園の方が教育がしっかりしていると思ったのと、行事が多く子どもが楽しめると思ったので。(ゆりちゃん) IMG_3267
・夫の転勤があるので、定職に就く考えはなかったので幼稚園を選びました。(ももくんママ)
・教育がしっかりしているイメージと、イベントが充実しているから。(リッキー)
・娘が入園する時働いてなかったし、兄たちも幼稚園でお世話になっていたので、保育園は考えていませんでした。(ちいママ)

◆谷塚幼稚園を選んだ理由は?
・谷塚幼稚園のお母さんたちの評判が良かったので、見学会は終わっていたのですが、園に連絡をして見学させてもらいました。その時、園児が「おはようございます!」と挨拶してくれて、とても気持ちが良かったです。園児に対する先生方の対応も、活き活きしていて雰囲気がとても良かったので決めました。(ちーちゃんママ)
・見学や説明会、近所のお母さんたちの話を聞いて、家の雰囲気や子どもに合っていると思ったので。(Aさん、リッキー)
・家から一番近いこと。運動会を見学した時、園児達がきちんと整列してお話を聞いていました。我が子もそんなしっかりした子に育って欲しいと思い選びました。(ゆりちゃん)
・歩いて登園できること。歩くのが苦手な息子でしたので、登園を通じて歩くことの良い面に気付いてもらいたくて決めました。(ももくんママ)
・お兄ちゃん達の経験から、先生たちが優しいばかりでなく、時には厳しく一人一人の子どもたちと向き合ってくれるので。園終了後の延長保育。(ちいママ)

◆入園してよかったこと。谷塚幼稚園の魅力は?
・園行事が一つ終わるごとに、子どもたちが成長したのが分かる。延長保育があるので、仕事をしているお母さん、これから仕事をしたいお母さんには大変助かると思う。(ちーちゃんママ)
・園舎、園庭がきれい。(Aさん)
・駅から近いところ。(ゆりちゃん)
・はだし保育があること。聞く姿勢が学年が上がるごとにしっかりしていくこと。息子は年少から年中でだいぶ変化がありました。(ももくんママ)
・式典等できちんと座っていられる子に育つ。延長保育や習い事の充実。働くママに安心なシステム。(リッキー)
・行事に対する姿勢が良い。子ども達を成長させてくれる。先生と子どものコミュニケーション。日本の文化を勉強に取り入れ、学ばせてくれる。みほとけさまの精神、教えも学ぶことができる。(ちいママ)

仏教の教えに基づいた「心そだて」の保育

IMG_3245「子どもたちが素直に礼儀正しく成長してる(Aさん)」「人や動物、命を重んずる気持ちを教えてくれる。また、礼儀、しつけが行き届いている(ゆりちゃん)」「生活の基本(制服のたたみかた、食事の仕方、あいさつ)をていねいに教えてもらえる(ももくんママ)」「先生たちが一生懸命で、子どもたちに向き合ってくれる(ちいちゃんママ)」とママたちに人気の谷塚幼稚園。人気の秘密はどこにあるのでしょう。

 

仏教保育を基本にした保育 谷塚幼稚園の仏教保育とは、お経を覚えたり、仏教の知識を教えたりという信仰が目的ではなく、仏教の教えを通じて、生命の尊重・慈悲の心・感謝の心など、将来よき人となるための礎としての「心」を育てる保育だということです。

生命を大切にする保育 周りの人から大切にされ、慈しまれて育った子どもは、自分以外の者への慈しみの気持ちが育っていきます。先生たちは、子どもたち一人ひとりの心を受け止め、友達同士が信頼しあい、楽しく満ち足りた園での生活がおくれるようIMG_3247常に心がけていらっしゃいます。

共感する心と積極性を育てる保育 子どもたち自身が持っている成長する力を信じ、やる気を育て、みずみずしい感性や心を大切に保育しています。一人ひとりの子どもが、友達の喜びや、悲しみをともに感じ、生きる喜びや成長する喜びを実感し、積極的に生きる力を身につけることができるよう豊富なカリキュラムが用意されています。

よき社会人へと導く保育 「人の貴賤はその人の生まれではなく、日常の行いによる」と、お釈迦さまはおっしゃっています。谷塚幼稚園では、子どもたちがお当番や植物栽培などの役割を担っています。ほめられたり、感謝されることを通してやりがいを感じ、自発的に行動する子どもになることを願って保育しています。

幼児期に大切な丈夫な身体作り

谷塚幼稚園が力を入れていることの一つに丈夫な身体作りがあります。yuugisitu
体育指導は専任講師を招いています。週1回、年間カリキュラムに沿って、主に年中、年長さん対象に年齢に応じた指導を行っています。また、年間を通じて「おはようマラソン」に取り組んでいます。1月にはマラソン大会が行われます。ママアンケートにもあったように、素足保育を取り入れています。素足で土を踏みしめる感触は、体を鍛え、感性を育てるのに有効な方法だということです。

 

子どもの成長、発達を見据えた保育

◆マーチング 「鼓笛隊がすごい(Aさん)」「運動会のマーチングバンドは感動的。きちんと座っていられる子に育っている(リッキー)」と、ママアンケートで絶賛のマーチングバンド。年少さんのリズムに始まって、年中さんの鍵盤ハーモニカ、そして、年長さんのマーチングへと先生たちの段階を踏んでの指導の賜物で、一朝一夕に出来上がったものではないことを取材を通じて実感しました。

◆植物栽培と食育 植物の栽培も段階を追って取り組んでいます。年中さんはマリーゴールド、年長さんはアサガオと、学年ごとに種をまき、花を育てます。また、クロッカスや、ヒヤシンスなどの球根栽培も行っています。食べられる野菜、トマトやキュウリ、ナスや稲なども植えて水やりをして観察をします。また、年長さんは、3月にジャガイモの苗を植えて卒業して行きます。そして6月、そのジャガイモを次年度の年長さんが収穫し、先生たちが心を込めてカレーを作って皆でいただくのだそうです。生命を大切に、感謝の心など、このような取り組みの中で育まれていくようです。

保護者にも嬉しい様々な仕組み

◆人工芝と備蓄倉庫を兼ねた遊具、クライミングウォール

image001「人工芝にしたことで、雨の日以外は外で思う存分遊べるのですよ」と、教務主事の小倉先生がおっしゃる通り、案内されて園庭に出ると緑の芝生が敷き詰められて楽しそうな遊具が並んでいました。
中でも目を引いたのはロッククライミングができる塔型の遊具。手や足の筋肉が鍛えられ、集中力、判断力、バランス感覚も養われます。落ちないで何周もできる園児さんもいると言うことです。また塔の中には防災グッズが収納されて、もしもの時に備えてあるそうです。警備員の配置と防犯カメラの設置、避難訓練や職員への防犯訓練、救急救命訓練、保護者への一斉メールの配信など安全安心に配慮されている様子もうかがえました。

役員・係活動について

◆役員や係の活動について
数名のみ。大房副園長先生は「各クラス2名の役員さんをお願いしています。強制ではなく、できる人にやっていただくと言うかたちをとっています」とおっしゃっていましたが、アンケートによると皆さん楽しく役員活動をされているようです。
「保護者の皆さんと手を携えての保育を第1に考えています。また、強制ではなく保護者の自由意志で参加していただいている行事に、お父さんお母さんの保育参加、お誕生会には該当する保護者の方は見学できます」この取り組みは、子どもたちに大人気だと言うことです。

◆役員や係活動で良かったこと
・役員をやったことにより、幼稚園の活動や行事に参加できて、子どもたちも喜んでくれていますし、他の役員の方とも仲良くなれて、充実した日々を過ごしています。(ちーちゃんママ)
・幼稚園の様子が分かり、親同士の関わりも持てて良かった。(Aさん)
・かわいい園児達にふれあう機会が増えること。役員のお母さん方と行事のたびに色々話し合って決めていく過程が有り、やり遂げ時に達成感が得られること。(ゆりちゃん)
・年少の時は、知り合いが殆どいなくて、ママ同士のコミュニティが少しでも広がればと思い参加しました。その時仲良くなった方々とは、今でも子育てのちょっとしたモヤモヤを話せたり励まし合える関係で、出会えて良かったと思っています。(ももくんママ)
・先生たちの思いが理解できた。自分たちで話し合って決められるので、より行事を楽しむことができた。(りっきー)
・ママ友の交流が広がり、情報交換ができた。園行事に参加することができて、園の様子、方針などを知る良い機会となった。(ちいママ)

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交差点から見た谷塚幼稚園

延長保育・預かり保育・課外授業の充実

駅から3分という地の利も有り、延長保育や預かり保育が充実しています。朝はお父さんが送ってきて、夕方はお母さんが仕事帰りに迎えに来るというご家庭が多いとのことでした。廊下や玄関に延長保育や預かり保育の中で製作された作品が飾ってあり、暖かい雰囲気が感じられました。また、課外授業も豊富に用意されていて、在園児から6年生まで通うことができると言うことです。
★延長・早朝保育は?: あり 早朝7時30分~延長18時30分
★長期休暇中の保育:あり 春…土日を除く 夏…土日、お盆休みを除く 冬…土日、年末年始1週間程度除く この期間はバスの運行はなし
★課外授業:ピアノ教室(メイワ音楽教室)年中~6年生、体操教室(ラックスポーツクラブ)、新体操(新体操クラブ ウイズ)、学研幼児教室ー年少~3年生、ECCジュニア英語教室ー年少~3年生   

      

園での生活を紹介!

どんな制服を着るの? どんなバスに乘れるの?……。気になる入園後の様子を紹介。

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★制服や体操着:あり 制服(ブレザー、スカート・ズボン、ベレー帽子)ブラウス(長袖、半袖)
体操着上下(長袖

半袖)カラー帽子

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★バッグや手提げ等:あり ランドセル、上履き袋

★入園テスト:あり 体験入園を行います

★お泊り保育は? あり 年長時 当園に宿泊し、近隣の公園や川口市立科学館へ

★バス2台あり 一部指定地域image001

★図書室はありますか? 図書コーナーあり

★絵本を使ったカリキュラムはありますか? あり

★専任講師による教科は? 体操教室、ECC英語教室

★トイレのスタイルは?:洋式image001

★給食について:週4回 アレルギー対応食なし(差し替えや除去等の対応あり)

★遠足はどこへ行くの? 東武動物公園、葛西臨海水族園、鉄道博物館など

★運動会はどこで開催? 草加市記念体育館

★主な進学先の小学校は? 瀬崎小学校、谷塚小学校、高砂小学校等

★障がい児へ対応について 条件による

★バリアフリー対策は? あり

★特徴的な行事は? 花祭り 4月8日お釈迦様のうまれた日をお祝いする。
餅つき大会 追手風部屋力士さん達によるお餅つき

この情報は取材時時点のもので、設備や制度などは変更になる可能性があります。
特に、入園を検討されている方は最新の情報を必ずご自身でご確認いただきますようお願いいたします。
取材にご協力いただきました副園長先生、教務主事の先生、アンケートにお答えいただいた保護者の皆さま、どうもありがとうございました。

草加市の幼稚園(幼稚園ガイド一覧)

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延長保育児の作品

谷塚幼稚園HP

 

 

 

 

 

  取材日 2016 年3月1日

取材者 ちえ