利用しています。一時保育

利用しています。一時保育

公開日:2017/10/30

作成者:えりひょん


「最近、子どもと3人で過ごすことに疲れてきた・・・
日中ひとりで出かけたい・・・」
それは私が初めて一時保育を利用したときの気持ちです。
当時、長男3歳、次男は1歳。
夫は仕事が忙しく、朝は早くに家を出て、帰ってくるのは深夜。
しかも休みがないので、夫には頼めません。
近くに実家はあるものの、自分の息抜きのためにやんちゃ坊主たちを預けるのは忍びなく・・・

そんな状況で、ひとりで2人の子どもたちと過ごすことに、身も心も疲れていました。

利用動機は「リフレッシュ」

それまで、一時保育というと、通院や冠婚葬祭、「もしものとき」のために利用するものだと勝手に思い込んでいました。

「ひとりで出かけたい。でも、身内は頼れない、頼りたくない。
リフレッシュのために子どもを他人に預けるなんで罪悪感がある」
当時の私が抱えていたジレンマを、先輩ママに相談したところ、
「お母さんの余裕がなくなることのほうが、よっぽど悪いことだよ」という一言。

目から鱗とはまさにこのこと!
確かにこのころの私は、子どもたちの些細な言動にイラっとしては反省の繰り返しで、余裕なんて皆無。毎日をなんとか乗り越えることで精一杯でした。

あーだこーだ考えるのはやめよう!とりあえず何事もやってみよう!

一時保育の利用動機「リフレッシュ」いいじゃないか!一時保育所の案内にも書いてある!!

 

大切なものに気づけた3時間

「もしものとき」のために登録だけはすませていた一時保育所に電話をかけ、希望日時などを聞かれ、あっさり予約は完了です。
なぜ一時保育を利用するのか、どこへ行く予定なのかなど、根掘り葉掘り聞かれることを覚悟していたのですが、私が利用したところは予約の段階でも預ける際も一切聞かれませんでした。
そのため、変なうしろめたさを感じることもありませんでした。

ただ、初めてのところへ置いて行かれる子どもたちは大泣き。その姿を見ることは切なかったです。
いざひとりになり、ゆっくりランチをしよう、のんびりしよう、と思っても、結局考えることは子どもたちのこと。

「これおいしいな。長男にも食べさせてあげたいな」
「ここに次男を連れてきたら、走り回っちゃうだろうな(笑)」

ひとりになりたい!と願っていたはずなのに、実際離れていた3時間、何かというと子どもたちのことを思い出してしまう自分にふと気づき、ごくあたりまえだけどつい忘れてしまう「子どもたちが大切で大好き」ということを改めて実感しました。

裕を失うと、本当に大切なことも見失いそうになってしまうんですね。
笑顔も忘れてしまうし、子どもたちへはイライラが募る一方だし、

「お母さんの余裕がなくなることのほうが、悪」

本当にその通りでした。

 

子どもたちの成長にも繋がっています

初めて一時保育を利用してから、1年余りが過ぎた今、次男はこの4月から月に2~3回のペースで一時保育を利用しています。
これまで、どうしても長男の生活に合わせることが多かった次男。
同年代の子どもたちと一緒に遊ぶ機会もほとんどありませんでした。

来年幼稚園に入園予定ということもあり、少しでも同年代の友だちと触れる機会を作ってあげたく、定期的に利用することにしました。

私が現在利用している一時保育は、認可保育園で実施しているものということもあり、
一時保育でも、毎回、同じ学年、同じクラスメイト、同じ先生と過ごすことになるのです。

一緒に児童センターなどに行っても、引っ込み思案でなかなか私のそばを離れない次男ですが、一時保育所では、何回か通っているうちにお友だちの顔ぶれや先生の様子に慣れてきたようで、今、バイバイするときは泣くものの、すぐに立ち直り、先生やお友だちとたくさん触れ合っているようです。

私が知らない歌をたくさん覚えて、帰り道に歌ってくれたり、保育所での出来事を一生懸命話してくれたり、
さらにはお友だちの影響で、トイレに興味を持ったり、
私と離れて過ごす中で、子どももたくさんのことを学んでいるのだな、ということに気づかされます。

 

 

案ずるより・・・

一時保育、離れる瞬間はちょっと悲しいけど、子どもは子どもで学びの多い充実した時間を過ごすことができ、
母は子どもと離れることで余裕が生まれ、子どもたちと過ごす時間の幸せ、大切さに気付くことができる。
まさにwin-winの状況だと感じました。

それでもやっぱり、初めてのことをするのは不安だと思います。a0027_002783
ただ一方で、「案ずるより産むが易し」ということわざもあります。
多くの一時保育は、月単位・年単位などの契約ではなく、1時間や2時間などの短時間かつその日限りの利用ができるので、まずは短い時間で一歩を踏み出してみて、合わないな、なんか違うな、と感じたらもう利用しなければいいのです。

私が利用しているような認可保育園が実施している一時保育もあれば、
一時保育に特化した施設もあり、その形態はさまざま。

以前、ぼっくるん隊で記事にした「ファミサポ」のようなものもあります。

うまく一時保育を活用してみてはいかがでしょうか?

***関連サイト***
一時預かり保育
子どもの預け先