魅力いっぱい「のりもの絵本」

魅力いっぱい「のりもの絵本」

公開日:2019/03/20

作成者:ちえ

汽車、電車、車、飛行機、舟、自転車、バイク‥…。何年か先にはロケットも「のりもの」にかぞえられるかもしれません。
今回は幼児向けのたのしい陸の「のりもの」を紹介します。ぜひ読んであげてください。絵本を通してお子さんとの会話がはずむと思います。

 

350_Ehon_279がたんごとんがたんごとんがたんごとん がたんごとん
福音館・あかちゃんの絵本 安西水丸 作  福音館書店 
「がたんごとん がたんごとん」と汽車がやってきます。「のせてくださーい」と、哺乳瓶がまっています。コップとスプーン、りんごとバナナ、最後にネコとネズミも乗って、女の子の待っているテーブルの上にならびます。続編に「がたんごとん がたんごとん ざぶんざぶん」があります。がたんごとんと走るオノマトペのくり返しの響きが心地よい絵本です。

 

クレーン クレーン
竹下文子 さく 鈴木まもる え 偕成社
力持ちのクレーン車が描かれた表紙をめくると、「大好きなクレーン、大好きなおにいさん」を道端で小さい男の子が待っています。クレーンは工事現場だけでなく、象を運んだり、デパートの屋上の花を植え替えたり、さまざまな場面で活躍します。小さく描かれた小鳥や犬、猫を探すたのしみもあって、くるま好きの子どもだけでなく、どうぶつ好きの子どもにもおすすめの絵本です。

 

でんしゃにのって
とよたかずひこ 作絵  アリス館
小さい女の子うららちゃんは、ひとりで電車にのって「ここだ」駅のおばあちゃんに会いにおでかけです。ガタゴトー ガタゴトーとゆられて行くと、「つぎは わにだー わにだー」のアナウンス。ドアが開いて乗ってきたのはワニさん。動物の名前の駅が続き、止まる度に駅にちなんだ動物が乗って来る。同じパターンのくり返しが楽しい絵本。他に「ぼーとにのって」「さんりんしゃにのって」などがあります。

 

でんしゃでいこう でんしゃでかえろうでんしゃでいこう でんしゃでかえろう
間瀬なおかた 作絵 ひさかたチャイルド
「デデンドドン」「デデンゴゴー」「デデドド」と走行音を響かせて電車が走ります。雪の積もるやまの駅から出発して、黄色い菜の
花で一杯の花畑を抜けて、うみの駅へ到着するまでの電車の様子を描いています。トンネルの穴あきページを抜けると景色が一変します。表紙から読むと「でんしゃでいこう」裏表紙からは「でんしゃでかえろう」と二つのお話が楽しめます。電車に乗る楽しみがぎゅっとつまった傑作乗り物しかけ絵本です。

 

gatagotogatragotoがたごと がたごと
内田麟太朗 文 西村繁男 絵 童心社
「おきゃくがのります ぞろぞろ ぞろぞろ」 電車はたくさんの人を乗せて「がたごと がたごと」と、市街地をぬけ、田園地帯をぬけ、山奥の「おくやま駅」に到着します。電車から降りてきたのは、なんと、動物に変身した乗客たち。同じように、つぎの電車はおばけ、そのつぎの電車は……。思いもしない展開にページをめくるのが楽しくなる絵本です。
 

nosetenoseteのせて のせて
松谷みよ子 文 東光寺啓 絵 童心社
「まこちゃんの じどうしゃです はしりますよ ブブー」。「ストップ!のせてのせて」と、うさぎが手をあげています。うさぎを乗せてビューンと走って行くと、またストップ! 手をあげているくま、ねずみの親子を乗せてまこちゃんのじどうしゃは走ります。まっ暗なトンネルを抜け、明るい太陽の下にでて、山をこえて走ります。長い間読みつがれている絵本です。

 

ぶーぶーじどうしゃぶーぶーじどうしゃ
山本忠敬 さく 福音館 
この絵本は、よく目にする身近なじどうしゃがいっぱい登場します。。
車が、ナンバープレートまで丁寧に書き込んであり、会社名やロゴマークまで忠実に描かれています。
車と一緒に小さい子どもがおもちゃの車にのっているのが、親しみを感じさせます。

 

 

のろまなローラーのろまなローラー
小出正吾 さく 山本忠敬え 福音館書店 
ゆっくりゆっくり道を平らにしながら走るローラー君を、大きなトラック・立派な自動車・小型の自動車が馬鹿にしながら追い越していく。
でも、でこぼこ道の坂道や・山の途中で車はパンクをしてしまう。タイヤを直して山をおりていく車たちは、ローラーのおかげですいすい走れることに気付き、馬鹿にしたことをあやまりながら感謝して追い越してゆく。

 

      ぽぽぽぽぽ 
ぽぽぽぽぽ
五味太郎 さく 偕成社
ぽ・ぽ・ぽと煙をはきながら、玩具のようなかわいいきしゃぽっぽがやってきました。ピンク色の客車が3台紫色の機関車に引かれて走って行きます。汽車がいろんなところを走っていく様子をぽぽぽぽやととととの擬音語一音で表現していて音あそびも楽しい絵本。

 

 

パトカーのピーすけパトカーのピーすけ
さがらあつこ さく やぎゅうげんいちろう え 福音館書店
このお話は、おもちゃのパトカーのピーすけが公園に置き去りにされたのを自分で何とか解決して家までたどり着くお話です。置き去りにされたときに一緒に置き去りにされたウサギのぬいぐるみと協力しながら家まで帰ろうとするのですが、途中本物のパトカーのおまわりさんに助けてもらって無事家につきます!パトカーどうしが助け合っている様子がすてきです。 

 

ぶーぶーぶーぶーぶーぶー
こかぜさち さく わきさかかつじイラスト 福音館
あかいじどうしゃがぷーぷーぷー、あおい自動車がぷーぷーぷー、きいろい自動車がぱっぱっぱっ、みどりの自動車がぷっぷっぷっ、みんな違う音を鳴らしながら、ならんで走ってきました。すると、大きい大きい自動車がぶわーんと走ってきて、みんなびっくりして逃げます。でも、大きい自動車が言いました。「みんな、乗るかい?」って。そこで、みんなは「のります のります」と大きい自動車に乗り込みます。あかちゃんのためのじどうしゃ絵本です。

 

このほかにもたくさんののりもの絵本があります。図書館など利用して、お気に入りの絵本を見つけてください。

 作成者:ちえ