更新日:2024/03/12
学校に行きたがらない
「学校に行きたくない」と子どもが言い出した時、親はどうしていいか、悩むものです。
・いじめや友達とのトラブルがあり、行きたくないのか
・なんとなく、今の気分で言っているのか
・先生が嫌なのか
・親を困らせるために言っているのか
また、親としてどういった対応をしたらよいのでしょう。
・ひとまず、学校を休ませる
・ずっと行かなくなったら困るので、無理に行かせる
きっと、子どもの様子や話してくれる内容によって、対応はさまざまだと思います。
しかし、どんな場合でも、まずは、子どもの話をよく聞くこと、学校に相談することが大切です。
子どもの年齢が低い場合は、うまく説明できない場合があるかもしれませんが、子どもを一番理解してあげられるのは、家族です。子どもの気持ちに寄り添い、子どもが安心して学校に通えるようにサポートできたらいいですね。
相談してください
各校のスクールカウンセラーや、中学校のさわやか相談室で相談ができます。
臨床心理士等が保護者や子どもの支援相談に当たっています。
学校へ行けない子どものための「ふれあい教室」(学校適応指導教室)もあります。
入級の相談については、必要な手続き等がありますので、まずは学校へお申し出ください。
※文部科学省は、不登校の児童生徒を「年度間に連続又は断続して30日以上欠席した児童生徒」のうち「何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しないあるいはしたくともできない状況にある者(ただし、病気や経済的理由による者を除く)」と定義しています。
◆ぼっくるん隊の関連ページ◆
ぼっくるん隊が、教育支援室を取材してきました。
「学校に行きたくない!」 子どもの悩みにどう対応する?(2016.12.2)
関連サイト
教育支援室が行う相談案内
学校適応指導教室(「ふれあい教室」)のご案内
スクールソーシャルワーカー
さわやか相談室
一般社団法人 不登校支援センター
不登校サポートナビ
フリースクール
フリースクールとは、学校に行っていない子ども・若者、自分らしい生き方をさがしている人たちの居場所のことです。
不登校になってしまった子どもたちに勉強を教えるというよりも、子どもたちが勉強をしたいこと・やりたいことをサポートするスタイルが多いようです。
フリースクールりんごの木(越谷市・最寄駅せんげん台)
特定非営利活動法人 越谷らるご主催。
不登校の児童、生徒、高校中退者、自分に合った社会参加の形を探している若者のためのフリースクールです。6歳以上20歳までの子ども・若者が入会できます。
*コース紹介
・いつでもコース(毎日)
・ときどきコース(月4日まで)
フリースクール・ぱいでぃあ(さいたま市南区・最寄駅JR南浦和駅)
NPO法人 教育ネットワーク・ニコラが主催。
公立校生だけでなく、私立校生や帰国子女生、障害のある子まで主に小学生・中学生の不登校生、自由な学びをしたい人、帰国子女生などを対象に、教科学習や心身の活動支援を通じて自立を応援します。
*コース紹介
・小学生
・中学生
フリースクール 東京シューレ(東京都新宿区・北区、千葉県柏市)
NPO法人 東京シューレが主催。
不登校の子ども・引きこもりの若者が安心して過ごせる居場所です。
何か勉強したい、友だちをつくりたい、いろいろな体験や経験をしてみたい、ということができるフリースクールです。
ホームシューレ(小・中学生)・高校コースがあります。6歳(小1)~20歳で、子ども本人が入会を希望していると入会できます。
起立性調節障害(OD)
自律神経の調節の乱れによって起こる病気です。
朝、起きられない、たちくらみ、頭痛、腹痛、全身倦怠感などの体の不調を訴えます。
小学生から高校生と、思春期前後の子どもに多いようです。
症状は、午前中に強く、午後から軽くなります。
一般的な診察や血液検査では該当する異常がないため、保護者や学校の先生に、仮病扱いをされることもあります。
理解が得られることで、子どもは安心し、症状軽減につながります。
子どもが朝起きた時、体の不調が続くようであれば、小児科を受診した方がよいでしょう。
関連サイト
起立性調節障害(一般社団法人 日本小児心身医学会)
こころの耳・OD(起立性調節障害)になった娘(厚生労働省ホームページ)