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産後のママの体の変化(産後の生活)

更新日:2024/03/11

産後の体

女性の体は、出産を終えてすぐに出産前の体に戻るわけではありません。少しずつ時間をかけて元の状態に戻ろうとします。出産後のママの体はとてもデリケートになっています。無理をせず十分休養を取りましょう。

産褥期(さんじょくき)
妊娠・分娩によって生じた子宮や全身の変化が、完全に妊娠前の状態に回復するまでの期間を産褥期(さんじょくき)といい、6~8週間を要するといわれています。母体が妊娠前の状態に回復するための大切な期間で、この時期の無理は禁物です。

悪露(おろ)
産後のおりものを悪露といい、月経に似た出血がしばらく続きます。
お産直後は量も多く、色も血性ですが、しだいに量は少なくなり、色も薄くなっていきます。
4~6週間後には、悪露はほとんどなくなります。

生理再開
再開の時期は、人によってそれぞれです。
産後2か月経たずに始まる人もいれば、1年以上経ってようやく再開した人もいます。
母乳をあげている間は始まりにくいとも言われますが、それも個人差があるようです。

産褥期の過ごし方

産後1~2週間:とにかく安静に過ごしましょう
産後2週間くらいまでは、出産の疲れが心身に残っています。
できるだけ赤ちゃんの横で母乳やミルクをあげることに専念して、体を休ませましょう。

産後3~4週間:簡単な家事から始める
部屋の簡単な片づけ、料理、洗濯など、少しずつ家事ができるようになります。
しかし、長時間の外出や立ち仕事などは体への負担が大きいので、まだ禁物です。

産後5~8週間:少しずつ元の生活へ
産後1か月健診を終えて、体力もだいぶ回復していきますが、妊娠前と同じくらいまで回復したと実感できるようになるには、産後3か月から1年くらいかかるといわれています。決して無理をしないよう、体調を考えながら生活しましょう。

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産後のトラブル

乳腺炎
乳腺炎とは乳腺がつまって炎症が起こり、痛みや発熱することです。
いつもと違う、何だかおかしいと思ったら、産科、または助産院に相談しましょう。

マタニティブルーズ
産後間もなくして、突然、悲しい気持ちになったり、訳もなく涙が出たり、不安で眠れなくなったり、やる気が起こらなかったりなど、情緒不安定になることがあり、出産後の女性の30-50%が経験すると言われています。出産の疲れ、慣れない育児による疲れ、睡眠不足、育児に対するプレッシャー、孤独感などが原因とも言われていますが、産後の急激なホルモン低下が大きく関わっていると考えられています。大抵は症状も一過性であり、産後10日程度で軽快しますのであまり心配することはありませんが、長引く場合はひとりで抱え込まずに、産婦人科医や助産師に相談しましょう。

尿もれ
妊娠中は、子宮が大きくなることで膀胱を圧迫し、尿もれが起きやすくなります。
産後は、妊娠中や出産による、骨盤底筋のゆるみが尿もれにつながるようです。
緩んでしまった骨盤底筋を鍛えることで改善できるようです。

抜け毛
「産後脱毛症」などといい、産後2か月から6か月を過ぎる頃に髪の抜け毛が始まる人がいるようです。
実は、毛髪ばかりではなく産毛や体毛も同じ時期にかなり抜けていますが、髪の毛ほど目立たないので気付かれにくいのでしょう。
これには、女性ホルモンが関係しています。youtsu_woman
個人差はありますが、半年から1年をかけて元に戻るといわれています。

腰痛・腱鞘炎
赤ちゃんのお世話には抱っこがかかせません。
また、歩くようになっても、子どもは抱っこが大好きです。抱っこの多い時期に、腰痛や腱鞘炎になるママも、少なくありません。

産後は、妊娠中に増加していた女性ホルモンの分泌が急激に減少し、それに伴いさまざまな不調を感じやすくなります。一過性のものについては、気にしすぎることはありませんが、痛みが続いたりして不安な時は専門家に相談をしてください。

関連サイト

産後のトラブル 女性の健康推進室ヘルスケアラボ
マタニティブルーズについて教えてください(日本産婦人科医会)

関連ページ

知りたい>ママ・パパになるための準備>産婦人科医院
行きたい>お店情報>ヘルスケア

◆ぼっくるん隊の関連ページ◆
産前産後に骨盤を整えよう『かおりビューティーサロン』(2020.6.29)
子育て中の皆さん! 自分の身体ケアしていますか?(2016.5.16)

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産後のケア

妊婦・妊娠のイラスト(赤ちゃん) | かわいいフリー素材集 いらすとや産後は体を休めることが必要なのと同時に、初めての育児で戸惑うこともたくさん。身体の変化に戸惑ったり、ホルモンのバランスが変わり精神的に不安になったりすることもあります。

パパの協力に加え、じぃじ・ばぁばの手助けもありがたいものです。いざという時のために、出産する前から利用できそうなサービスを探したり、新しい生活のイメージを家族で話し合って準備をしておくことも大事ですね。

家事や育児のサポートを利用することは、産後のママの体の回復と心を癒すことにつながります。どんな手助けがあると楽になるのか、自分たちの育児と家事をもう一度見直して、サポートを利用してみませんか。

保健師や助産師に相談   
保健センターでは保健師や助産師が相談を受けてくれます。
・ママの心と体の相談  ・授乳の仕方や育児の相談
・乳房のケア相談(出産した産婦人科や助産院でも相談できます)
家事支援・家事代行サービスを利用
シルバー人材センターでは生活支援サービスを行っています。
・食事作り、掃除、洗濯などの生活支援
・買い物、ゴミ出しなどのちょこっと手助けサービス
ママのリフレッシュのために 例えばこんなことも
「プレママ・ママのための教室」なども子育て応援隊に登録しています。
・自分(ママ)のための時間を作る  ・学習や趣味を始める
・エクササイズを始める  など

草加市 産後ケア事業

草加市では、産後に育児等の支援が必要なお母さんを対象に、安心して子育てができるようサポートする「産後ケア事業」を実施しています(利用には審査があります)。ケアの内容は、お母さんの心身の健康管理・生活面のアドバイスや指導、育児相談など。
※対象者など詳細は、市のホームページにて確認してください。
草加市 産後ケア事業

関連ページ

知りたい>子どものいる家庭への支援>母乳育児相談
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