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携帯電話・スマートフォンとの付き合い方

更新日:2024/03/12

契約・更新する前に

携帯電話もスマートフォンも契約する前に親子でルールを作り、フィルタリングなどの設定をしてから使い始めると安心です。すでに使い始めている場合でも、改めてルールの確認をする場を作れると良いですね。

親子でルールを作る時のヒント

kazokukaigi子どもに持たせるときに、どのような使用方法がよいと思うのかを話し合い、子どもを納得させることが大切です。親が一方的に決めず、子どもからもどのような使用方法を考えているか聞いてお互いの気持ちが伝わるようにしてください。

ルールの例
・学習時間を優先する
・夜10時以降は使用しない
・課金の制限・禁止
・食事中は触らない
・約束を繰返し守れなかったら契約プランを下げる
・使用するアプリなどの制限をかける など

【ルール決めの流れの例】
 

スマホの使い方ルール中学生

親からも持たせる理由や使用方法などを伝え、お互いが了解できるところ、ゆずりたくないところなどを調整し、お互いがどう使っていくのがよいのか話し合いをしましょう。
ルールを守れなかった場合はどうするのかも、必ず子どもと話し合って決めたいですね。決めたルールは、「紙に書き見えるところに貼っておく」など保存しておきます。
持たせた後、しばらく様子を見て話し合った使い方・ルールを守れているかを確認していきましょう。ただ頻繁に確認すると、子どもたちは「信用されていない」と受け取るかもしれません。
この時期の子どもは自分の世界を広げています。行動を見守りながら補正するような声かけをしていきたいですね。  

関連サイト

青少年の安心安全なインターネット利用のために(安心ネットづくり促進協議会)

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確認しよう「使用法やマナー」

携帯電話やスマートフォンを使用する子どもと確認しておきたいこと。それは使用する際の基本的マナーです。 周囲の人に迷惑をかけないことが気持ちよく使うことにもつながります。

基本的な通話のマナー

・つながった相手を確認し、自分の名前を名乗る
・早朝や深夜など、非常識な時間に電話をしない
・短い用件で何度も電話をかけない
・何十回もコールしない
・電話をかけた時に、相手に今通話をしても大丈夫かどうかを確認する

家の固定電話からも同じですが、相手がどういう状態なのかを考えて使う必要があります。
早朝や深夜などの非常識な時間に電話をしないのは当然のこと、たとえ相手が出たとしても、とっさに電話に出てしまっただけで、電話を使うのにふさわしくない場所にいるのかもしれません。「いま大丈夫?」と聞いてあげられるような気遣いをもてるように教えましょう。
相手につながらない時、「気づかない」「出られない」場合があるというのも教えてあげたいですね。

乗り物の中や公共の建物内でのマナー

train_densya_smartphone・電車やバスの中ではマナーモードにし、通話をしない
・電車の優先席付近では、混雑時には携帯電話の電源を切る
・病院内、レストラン、映画館、美術館、博物館や図書館の中ではマナーモードにするか、表示などを確認し電源を切る

このような場所は他の人もいるので気遣いが必要となります。
周りの人の携帯電話の呼び出し音や話し声は、不快に聞こえてしまうもの。どうしても使う必要があるなら、音を出さないようにするか外に出て話すのがマナーです。

外出先でやってはいけない行為

jiko_bicycle_keitai・歩きながら・自転車に乗りながら携帯電話を操作する
・気になった人を勝手に撮影する
・書店で気になった本の一部分を撮影する
・レストランなどで料理や店内を許可なく撮影する など

歩きながら・自転車に乗りながらの「ながら操作」は画面操作に気を取られ、他の人・自転車・車・バイクと接触するなど重大な事故につながる可能性があります。
知らない人を勝手に撮影することは、例え顔が映っていなくても「プライバシー権」や「肖像権」の侵害になります。
書店などで本の中身を撮影するのは「デジタル万引き」です。
料理や店内での撮影は、他の人の迷惑になります。撮影の前に店員さんに確認するように教えましょう。

関連サイト

インターネットにおけるルールとマナー検定こどもばん(一般財団法人インターネット協会)
子どもにスマートフォンを持たせる前に保護者が知っておきたいこと(NTTdocomo)
子どもとケータイファミリーガイド on WEB | au – KDDI
家族で話そう!お子さまの携帯電話利用のルール(SoftBank)

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トラブル防止のために

自分を守るルールを作る

internet_enjouとても便利なインターネット。国内外の様々な人とつながったり、自分の世界が広がる機会にもなります。ただし、全てが安全ではなく、危険がすぐそばにあることを忘れずにいてください。SNSや無料通信アプリを利用して、自分への注目度を高める目的で思いがけない書き込みや投稿をしてしまうかもしれません。

他人とつながるという行動の中で、自分の身を守る行動を取っていくのは大切なことです。自分の写真が人伝いに拡散してしまったり、自宅を特定されてしまうのは、生活を送る上で安全とは言えません。「みんなの興味を引きたい」「自分だけがよい」という軽はずみな行動がどういうことにつながっていくのかを子どもと話し合っておくとよいでしょう。

中学生以上の皆さんへ
インターネットは、沢山の情報や動画があるだけでなく、自分の作品を公開出来たり誰かとつながることが出来て、刺激的で楽しいことも多いと思います。ただ、インターネットは全てが正しい情報ではありません。一方的な意見やなりすまし、お金が目的など、悪意のある情報も混在しています。トラブルに巻き込まれないよう、「自分を守るためのルール」を決め、安全に使うようにしてください。

以下は、安全を守るためにしてほしいことです。
①ワンクリック請求や覚えのない請求は絶対に支払わない
②知らない番号からかかってきたときのルールを決める
③知らない相手からのメールや添付ファイルを開けない・返信しない
④自分や自宅の写真など個人情報を気軽にアップしない
⑤ネットで知り合った人には、安易に会わない
⑥ID・パスワードを他人に教えない
⑦「無料」「あなただけ」という言葉を信じすぎない
⑧期間が短く購買をあおるようなサイトでは買い物をしない

相手のことを考える

自分がされるのは嫌だけど、他人がされているのは面白いということはありません。何気ない書き込みから相手を傷つけ、気が付いた時には謝罪ではすまないことにつながることもあるかもしれません。
書き込みは「情報発信!」という意識と責任を持ち、相手の気持ちを考えてインターネットを利用しましょう。

しっかり守ろう!
・他人の悪口や、仲間外れ、差別になるような内容は書きこまない
・根拠のないうわさ話や、想像の話を書きこまない
・他人の書き込みをあおることはしない
・暴力的な言葉は使わない
・雑誌や書籍の内容を写真などで勝手に掲載しない
・友達の写真・連絡先を了承を得ずに勝手に書き込まない
※写真には位置情報が保存できます。自宅の特定などに利用される可能性があります

関連サイト

「あなたは大丈夫?―考えよう!インターネットと人権―」<改訂版>(平成30年度)
LINE 安心安全ガイド
サイバー警察局(警察庁)
人権相談 ひとりで悩まずにご相談ください(法務省)
スマホ時代のキミたちへ(文部科学省)

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安全を管理する

しっかりとフィルタリング・ペアレンタルコントロール

smartphone_app2009年4月、青少年が安全・安心にインターネットを利用できるよう、環境の整備等に関する法律が施行されました。
保護者の責務として、子どもにインターネットにアクセスできる機器(スマホ・音楽プレーヤー・タブレット等)を使わせる場合には、利用状況を適切に把握し、フィルタリングソフトウェアの利用、またはその他の方法によりインターネットの利用を適切に管理する必要があると定められています。

子ども専用のものだけでなく、子どもが使用する可能性のあるものは、有害サイトの閲覧を制限するフィルタリングサービスを必ず利用しましょう。携帯電話販売店やメーカーなどで相談できます。

computer_familyペアレンタルコントロールとは、親が子どものネット利用を管理することです。ゲーム機などのインターネット接続・課金決済などをしない設定にしておく必要があるでしょう。親自身も携帯電話や、スマートフォンの知識と新しい情報に通じていないと、なかなか難しいところがあります。保護者同士で、どのように行っているかなどを情報交換するのもいいのではないでしょうか。
また、「どんなことが流行っているの?」「これは何に使うの?」と子どもに話を聞いて、子ども自身や友達がどのようなことに興味があり、どのように利用しているのか、一緒に学んでいく姿勢も大切です。
携帯電話やスマートフォン、インターネット利用について頻繁に親子で話しあう機会を持つことで、子どもに何か困ったことが起きたときに素早く対処できるはずです。

楽しいと感じる世界は「安全」か

internet_online_kessai 大人が手軽に通話・メール・SNS・ゲームを行う姿は、子どもたちから見ると、大人への「憧れ」や「象徴」と考えるようです。その大人を魅了しているデジタルコンテンツとは、文章、音楽、画像、映像、データベースなどを見るソフトのことで、双方向にやりとりができます。

しかし、ネットを通じてどこまで繋がっているのかとてもわかりにくいものです。net_ijime_man

・正しくない情報も堂々と掲載されている
・不適切サイトのスクリーンショットが掲載されている
・リンク先が表記と異なるサイトだった
・友達から教えてもらったアドレスが有害サイトだった
・なりすましに気づかなかった

膨大なアプリゲーム、SNSの多様化など、大人でもコントロールが難しい世界へ、子ども達が飛び込むことに危険性はないとはいえません。
安全なサイトはどのようなところでどこであるかということを、親が自分の目で確認していき、子どもと一緒に見極める力も育てていきたいですね。
トラブルに巻き込まれた場合や不安があれば、すぐに保護者や先生に相談するよう伝えてください。
様々な知識や判断力が必要ですが、インターネットの世界につながる機械を持たせる親として、子どもが相談しやすい関係を築いておきましょう。

自分で考える時間を持とう

デジタルの世界には沢山の情報があり、携帯電話やスマートフォンを使えば、調べ物などすぐに答えが出て無駄な時間を使わず便利なものですが、それらに頼りすぎず「調べる」「考える」力を伸ばすよう本や新聞を読んだり、外を眺める、ぼーっとするなど、インターネットと離れる時間を作ってください。「なぜ」から始まり、自分のペースで考え「こうなのかな」と仮定し、「こうだと思う」と自分で導く力をつけていって欲しいと思います。

トラブルなどの相談先

消費者ホットライン188(消費者庁)
インターネット人権相談(法務省)
上手にネットと付き合おう!・何かあった時に役立つ相談窓口(総務省)

 関連サイト

上手にネットと付き合おう!安心・安全なインターネット利用ガイド・リンク集(総務省)
保護者向け フィルタリングを解約してほしいと言われたあなたに(子どもスマホあんしん講座)
ケーススタディで学ぶインターネット安心・安全ガイド(@TCOM)
小学生・中学生・高校生の消費生活相談(埼玉県消費生活支援センター)

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