季節の絵本~初秋編~

季節の絵本~初秋編~

公開日:2016/09/14

作成者:ちえ

もうすぐ十五夜 お月さまの絵本を読んでみましょう

今年は9月15日(陰暦8月15日)が仲秋の十五夜。芋を供えることから”芋名月”とも呼ばれています。そして10月13日(陰暦9月13日)がのちの月、十三夜です。こちらは”栗名月”とも呼ばれています。珍しく1月遅れで日にちが重なっています。
この時季は月が綺麗にみえることから、かつては多くの家でススキを飾り、お団子や作物を供えてお月さまをお祭りしました。月を題材にした絵本はたくさんあります。そのうち幼児でも楽しめる絵本を紹介します。

また、敬老の日にちなんで、おじいちゃんおばあちゃんとのふれあいの本も紹介しますので、この機会に読んでみてください。
(対象年齢は、読んであげることを前提にしました。参考にしてください。)

 

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「おつきさまこんばんは」 作・絵 林明子 福音館書店 1986年 0歳から

赤ちゃんは、丸いものに親しみを感じます。この絵本の表紙は、あい色の空に目をとじた黄色の満月が浮かんでいます。暗い屋根にいるネコと家のシルエット。その向こうから静かに昇ってくるお月さま。黒雲がきてお月さまを隠し、雲が去るとにっこりわらったお月さまが現れます。そしてなんと、裏表紙にはあかんべをしたお茶目なお月さまがいます。

 

 

 

 

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「パパ、お月さまとって!」 作・絵 エリック・カール 訳 もりひさし 偕成社 1986年 3歳から

娘に「パパ、お月さまとって!」と頼まれたパパが、お月さまを取りに行くというストーリーです。パパは長ーいはしごを運んできます(このページは左右に大きく広がります)。そして、たかい岩のうえに長いはしごを立てて上へと昇っていきます(ここは左右のページが上に広がります)。月の満ち欠けもおはなしに盛り込んであって楽しいおはなしです。

 

 

 

 

 

350_ehon_29「14ひきのおつきみ」  作・絵 いわむらかずお 童心社 1998年 3歳から

お父さん、お母さん、おじいさん、おばあさん、そして兄弟が10匹。14匹の家族ねずみの生活を描いたシリーズの1冊。この本では木の上にお月見台を作ってみんなでお月見をします。ねずみの目線で描かれた絵は繊細でおもわず引き込まれます。お月見という伝統行事も子どもたちに伝えて行きたいと思います。

 

 

 

 

 

 

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「ぽっかりつきがでましたら」 作 内田麟太朗  絵・渡辺有一 文研出版 2007年 4歳から

夜空にぽっかり月が出ると、ぽっかりカバが現れたり、トマトや魚が現れたり…。
言葉のリズムが心地よく、ナンセンスな詩が違和感なく心に入ってきます。絵も美しく、3歳児でも十分楽しめます。おやこで優しい時間が作れそうな絵本です。

 

 

 

 

350_4-8340-0456-2「つきのぼうや」 作・絵 イブ・スパング・オルセン 訳 やまのうち きよこ 福音館書店 1975年 3歳から

お月さまがふと下を見ると、池に自分とそっくりのもう一人のお月さまが映っていました。お月さまは月の坊やにそのお月さまを連れてくるように頼みます。月の坊やは降りていく途中でいろんな冒険をして、やっと小さな「つき」を持って帰ります。縦長の変形を活かした絵本です。

 

 

 

M0042-7「しろいうさぎとくろいうさぎ」  作・絵 ガース・ウイリアムズ  訳 まつおかきょうこ 福音館書店 1965年 4歳から

広い森の中に、白いうさぎと黒いうさぎ、2匹の小さなうさぎが住んでいました。2匹は毎日楽しく遊んでいましたが、黒いうさぎが、何か考え込むようになりました。ある日、黒いうさぎは白いうさぎへの愛を打ち明けます。そして、月の美しい夜2匹は森の動物たちの祝福を受けて結婚します。墨絵のようなやわらかい色調の絵がうさぎのやわらかい毛の質感まで伝えます。

 

 

 

 

 

350_4061323628「おつきさまとあそんだよる」 作・絵 神山ますみ 講談社 2007年 2歳から

森の公園でおともだちと遊んで、さよならしたその後、だれかがじーっとくまのこを見つめています。お月さまです。「ねえ、おつきさま、ぼくといっしょに遊ぼうよ!」くまのこはお月さまと一緒にブランコしたり、かくれんぼしたり。そして、なんとおつきさまはお家まで遊びにきてくれて、一緒におねんね。幸せいっぱいの絵本です。

 

 

 

 

おじいちゃんおばあちゃんの絵本

41sacakvycl-_sx414_bo1204203200_1「でんしゃにのって」 作・絵 とよたかずひこ アリス館 1997年 0歳から

うららちゃんはでんしゃにのって、「ここだ」駅のおばあちゃんのところへ出かけます。「くまだ」とか「へびだ」とかの駅名の所で、つぎつぎとでんしゃにのってくるのが、駅名と同じ名前の動物たち。うららちゃんが居眠りしたり、切符を落としてしまったり、どきりとさせられますが、無事、ここだ駅でまっているおばあちゃんに会えました。

 

 

 

 

 

 

「おばあちゃんの絵てがみ」 作・絵 41avpax97nl-_sx298_bo1204203200_1そうま こうへい PHP研究所  2009年 3歳から

ゆきちゃんが2歳の時、田舎のおばあちゃんから絵てがみをもらいました。ゆきちゃんはおおきな丸のお返事を書きました。それからずっと2人の絵てがみが続いています。おばあちゃんと孫娘の絵手紙を通しての交流がとってもすてきな絵本です。これを読んだら絵手紙を書きたくなることでしょう。

 

 

 

 

 

51tsqrph3ql-_sx380_bo1204203200_1「いいからいいから」 作・ 長谷川義史    絵本館 2006年 3歳から

何があっても、だれに対しても「いいから いいから」と、損得を考えずうけ入れるおじいちゃん。訪ねてきた雷の親子にごはんやお風呂をすすめたりするほど親切です。ゆったり、のんびりしていて幼児から大人にもお勧めです。「いいから いいから」おじいさんの口癖は、もしかしたら、自分が気持ちよく生きられる魔法の言葉なのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

51qapq2w6pl-_sy373_bo1204203200_1「はやく あいたいな」 作・絵 五味太郎 絵本館 1979年 2歳から

よおちゃんはおばあちゃんに、おばあちゃんはよおちゃんに会いたくなって、お互いに家を出発するのだけど、すれ違ってしまいます。何度も何度もすれ違っておかしいのだけれどハラハラします。やっと大きな木の下で会えてほっとします。「こんどあいたくなったときには、このきのしたであおうよ、おばあちゃん」。おばあちゃんと孫のお互いの思いがすてきです。

 

 

 

 

                                                     作成日 平成28年9月12日
作成者  ちえ