草加市でもスタート! ふるさと納税導入で何かが変わる!?

草加市でもスタート!
ふるさと納税導入で何かが変わる!?

公開日:2015/07/07

作成者:*あき*

「草加市でも6月15日からふるさと納税制度をスタートさせます」…私がそんなニュースを目にしたのは6月上旬のことでした。

ふるさと納税という言葉自体はもちろん聞いたことがありましたが、恥ずかしながら利用はおろか、そのしくみや手続きの方法も、誰に対してどういうメリット・デメリットがあるのかも、今まで考えたこともしっかり調べたこともありませんでした。

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これを機にじっくり知りたい!ということで、草加元気放送局さんとの協働企画第二弾として、産業振興課の工藤さんと田島さんをお招きして座談会をさせていただきました。

◆草加元気放送局さんの配信ページはこちら
「草加市がふるさと納税をスタート!市民は幸せになれるのか?」

税金について勉強不足な私はこの座談会で初めて知ることがたくさんあり、とても勉強になりました。
配信を見直しても、真剣に話を聞いてメモしています。笑
そんな私が気になった部分を中心に概要をまとめてみましたので、ぜひ参考にしていただければと思います。

ふるさと納税ってどういう制度?

そもそも、ふるさと納税とは「自治体への寄附金」のことです。
地方間格差や過疎等によって税収の減少に悩む(主に地方の)自治体に対して、その格差を減らしていくための政策として2008年に始まった納税制度です。

ざっくりいうと、”納税者に対し、その地方の特産品や工芸品などの返礼品を付けることで、全国から広く寄附金を募り自治体への税収を増やそう”というしくみです。
その大きな特徴として以下の5つが挙げられています。

・返礼品としてその土地の特産品がもらえる
・生まれ故郷でなくても、どこの市町村に寄附してもOK
・税金が控除される*1
・納めた税金の使い道を指定できる
・一年を通して複数の自治体への寄附ができる

また、2015年4月1日には、
1)およそ1割程度だった住民税の還付・控除額が2割程度に拡大!
2)ワンストップ特例制度*2の導入によって年間5自治体までの寄附については確定申告が不要に!

という税制改正が行われ、ますます手軽に利用しやすいしくみに変わってきています。

しかも、これらは通販サイトでお買い物をするのに近い感覚で手軽に手続きができると言います。(控除に関わる手続きについては書類提出による申請が必要です。)
この時点で、だいぶメリットの多い制度に思えてきました。

ただし、「市外にお住まいの方から寄附を受ける」というこの制度の特性上、
草加市にお住まいの納税者が草加市に寄附をしても返礼品は受け取れません。
返礼品が受け取れるのは他の自治体への寄附の時のみです。

より具体的にふるさと納税のしくみや実際の手続きの流れを知りたい!という方は、ぜひ
ふるさとチョイスのホームページ で詳細をご覧ください。

*1 年収や家族構成により控除額が異なります。 こちらのページ では寄附金控除目安表や控除シミュレーションもできますので、源泉徴収票をご用意のうえ目安としてください

*2 ワンストップ特例制度は、これまで複数の自治体に寄附した際に面倒だった確定申告の手間を、自治体間の連携によって簡易な手続きによって大幅に省ける制度です。ただし、寄附金による控除を受けるための手続きにおいては書類提出が必要です。
また、6市町村を超える寄附の場合や医療費の控除もある方など、確定申告のほうが手続きが楽な場合があります。詳細については こちら でご確認ください

このタイミングでの導入の意味は?

座談会の中でも話に出ましたが、一般的には「納税=寄附」、という感覚があまりないのではないかと思います。
しかし、ふるさと納税を利用して税金を納めて控除をうけるということは、普段何も考えずにお住まいの市に納められていた税金(住民税や所得税の一部)を、好きな自治体に希望する用途*3で寄附金として納税できるということになります。

…ということは、草加市にお住まいの方が他の自治体にふるさと納税をすると草加市の税収が他の自治体へ移転される、ということですよね。現在の草加市はまさにこの形…ふるさと納税を利用する方が多いために、これまで草加市に入ってきた税収が他の自治体へ移転するケースが増えてきているそうなのです。
ベッドタウンとしての転入者が多い草加市には草加市以外のところで生まれ育った人が多く、実家のある土地やゆかりのある自治体へ寄附したい、と考える人が多いのかもしれません。

そこで草加市でも、”市内の特産品や名産品を返礼品としてふるさとチョイスのサイト上で紹介することで、全国の広い地域の方に草加の良いものを知ってもらいたい”、”草加市を離れていった人たちにもふるさとの良さを懐かしんで応援してもらいたい”…という思いで導入を決めたのだと言います。
魅力をギュッと詰め込んだ 草加市の紹介ページ を見てそれがしっかり伝わってきましたし、草加松原の松並木の美しさや多岐にわたる産業の紹介に、草加の良さを改めて感じることができました。

首都圏近郊の自治体の中では比較的早い段階での導入に踏み切った背景には、「草加と言えば草加せんべい…だけどそれだけではないということも知ってほしい」という担当の方たちの熱い思いがあると知り、この機会に広くアピールしていけたら良いな、と感じました。

*3 選べる納税用途については各自治体によって違います。草加市あての寄附では、【福祉】【緑化保全】【教育】【産業振興】【まちづくり活動】【被災者支援】【公共施設修繕・改修】【その他(指定なし)】の8つの用途が選べます

返礼品ってどんなものがあるの?

ふるさとチョイスの返礼品と言えば、その自治体の魅力をアピールするためにさまざまな商品やサービスが展開されています。全国の返礼品を見てみると、その土地の特産品・名産品だけでなく、宿泊券や施設入場券にイベント参加券、さらには表彰状や自治体広報誌の発送など、様々なその土地ならではの返礼品が並びます。
そんな中、納税額を上回ると思われるような返礼品が用意されたり、ニュースでも返礼品の豪華合戦となって本末転倒では?という過熱ぶりが報じられているのも耳にします。本来の納税の趣旨から逸脱しないような適正な返礼品の設定が求められています。
(ふるさとチョイスの中でも ふるさと納税の問題点 として掲載しています。なお、還元率や金額は明記できません。)

草加市ではこれに基づき、適正な範囲内で返礼品を設定しています。
1万円が1ポイント(1p)として換算され、納税額に応じて1~3万円で1p、3~10万円で3p、10万円以上で10pの商品の中から選ぶことができます。
仮に10万円寄附した場合は10pが付与されるので、10pの商品一つを選んでもよし、1pの商品を10個選んでもよし、1pと3pの商品を合計10pになるように組み合わせて選んでもよし、ということになります。
※自治体によってチョイスのしくみは違います。また、草加市でも今後返礼品が変更されればポイントの単位が変わる可能性もあります。

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草加市の返礼品としては、やっぱり欠かせない草加せんべいをはじめ、市内で生産されているお菓子や餃子、革小物や地球儀など、食品から工芸品まで市内の多くの会社の商品が選べます(2015年6月現在)。
今後も新しい特産品・名産品が追加されたり、季節によって内容が変更されることがあるとのこと。

返礼品の詳細については ふるさとチョイスの選べる返礼品一覧のページ で確認できます。
画像や丁寧な商品説明が掲載されていて、買いに行きたくなりました。笑
先にも述べたように草加市に住んでいる人は草加市の返礼品を受け取ることはできませんが、地域の商品をよく知るためにも、返礼品になっている商品をそれぞれのお店に買い求めるのも良いかもしれませんね!

なお、「わが社の商品をふるさと納税の返礼品に!」とお考えの企業の方は、ぜひ一度産業振興課にご相談くださいね。知られざる”made in 草加”な商品が、ここから陽の目を見ることもあるかもしれません。

子育て世代向けの商品もラインナップ♪

ちなみに、私の周りで気になる!という声が特に多かったのは、地球儀とチョコレートでした。

私自身、市内に地球儀メーカーが複数あることは草加に引っ越してくるまで知らなかったのですが、イベントの出店などもされているので市民の方には馴染み深いですよね。
ただ、地球儀っていつ買うのか迷ってしまって結局買ってない…なんてお宅も多いかもしれません。これを機に、離れて住むおじいちゃんおばあちゃんに地球儀を催促するときにふるさと納税の提案をしてみる…なんて図々しいでしょうか(^^;
産業振興課の方も、「離れたところにお住いの方に、草加市で生産された地球儀を手にして喜んでいただきたい」とおっしゃっていました。
メーカーのひとつである 渡辺教具製作所 さんではミニ博物館の見学ができたりイベントも開催されているようでそちらも興味深いですね。

チョコレートも、店頭でよく見かけるあの商品は市内で生産されていたのね!と少し驚きました。
通販サイト でも購入できますが、購入するのではなく税金を納めたお礼に受け取れる…と思うとやっぱりなんだか得した気分…♪

そしてやっぱり気になる草加せんべいも、詰合せになったものは市内にいてもなかなか手に入りませんし、こういうものがあることさえ知らなかった災害時の備蓄セットに、年4回に分けて届けられる頒布会など、それぞれに受け取る側にも魅力ある形で提供していると感じました。

魅力的な草加をどんどんアピールしよう♪

ふるさと納税のしくみを知れば知るほど、これを利用することで私たちの生活に目に見えた変化を起こすためには、他の自治体に住む方にいかに草加の良さを知ってもらえるか、そしてその結果草加の税収を増やすことが大切なのだとわかりました。
私は市外から転入して今年で5年目になるのですが、生まれ育った街と比較すると小規模ではあるけれど、良いところがギュギュっと凝縮されていてとても住みやすく、子育てもしやすい街だと感じています。
ぼっくるん隊の活動を続けていると、子育て世代にやさしい草加に触れることができたり、地元の人たちの強い草加愛をひしひしと感じられたり、今回のように豊富で魅力的な特産品・名産品の数々を知ることができたりと、その思いはますます強くなっています。
大好きな草加のためにできることを考えた時、私たちが率先して草加の良いところをたくさんアピールすることが一番の近道なのではないかと思いました。
”来てみたい草加” ー 少しでも目指す形に近付けるように、そしてその役に立てるように、引き続きぼっくるん隊メンバーとしても私個人としても、できる範囲で草加の素晴らしさを発信していきたいと思いました。

ちなみに今回の返礼品の中で、個人的には以前ぼっくるん隊が取材させていただいた つばさの森 のお菓子(取材記事は こちら )と、市内イベントの出店でもおなじみのおいしいジャンボ餃子をお勧めしたいです。
つばさの森のお菓子は市内で開催されるほとんどのイベントで出店されていますし、市内販売店でも入手できます。ジャンボ餃子は ネット通販 や 直売店 でも買えます。
市内にお住いの皆さんは、その他の特産品も含めぜひそれぞれの商品を実際に手に取って選びながら、made in 草加の商品をお買い求めいただけたらいいな、と思いました。

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※この記事で述べている税制のしくみや返礼品の紹介についてはすべて2015年6月末現在の内容です。文中で他のサイトへのリンクを多用していますがリンク切れや掲載終了など不具合があればご連絡ください。

また、重ねてのご案内になりますが、ふるさと納税のご利用を検討される場合は以下リンク先から各自で控除額や手続き方法等の詳細を改めてご確認いただき、不明な点は寄附したい各自治体の窓口にご相談・お問い合わせをお願いします。

ふるさと納税ポータルサイトふるさとチョイス

総務省のふるさと納税ポータルサイト

 

取材日:2015/6/16(火)
取材者:白、ちえさん、ゆーみん、*あき*
作成者:*あき*