子育て応援コラム
2025/11/14
ミックスサラダ
生活のなかで語彙力を育むちょっとしたコツ

こんにちは。ミックスサラダです。
発達にかたよりのあるお子さんや保護者の方の進学や就労について、サポートしたり、情報交換をしています。
コロナ禍の影響もありしばらく積極的な活動をしていなかったのですが、2025年9月より再始動することにしました!
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さて、前回(https://www.soka-bokkurun.com/supporter/column/detail/276)は、「文字を読むチカラ」そのものではありませんが、とても大切な「語彙力」についてお話ししました。 今回は学齢期の子どもたちの語彙力を育てる、ちょっとしたコツをご紹介します。
そもそも、語彙力とは何でしょうか? 言葉を知っていること、上手に使えること、そして言葉同士のつながりがわかること——これらすべてが語彙力に含まれます。 つまり語彙力とは、「言葉を知っていて、それを適切に使いこなす力」と言えるでしょう。
では、語彙力を育てるにはどんなことができるでしょうか? 学齢期の子どもたちには、日常の中で「言葉に触れる・使う・考える」機会を増やすことがとても大切です。 『そんなこと言っても、ゲームばっかりで読書は嫌いだし、言葉遊びなんてしないよ!』という声も聞こえてきそうですね。
そんな時は、「体験」を通して言葉に触れる機会を作ってみましょう。 ここでは、3つの例をご紹介します。
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① お買い物
幼稚園児・保育園児なら、スーパーで「りんご取って」「赤くて丸くて甘いくだもの取って」などの声かけが語彙を広げるきっかけになります。 でも、小学生になるとそれだけではちょっと物足りないかもしれません。
たとえば…
都道府県の学習をした子には「りんごで有名な県ってどこだと思う?」
少し辛いものが食べられるようになった子には「わさびとからしって、どんな辛さの違いがある?」
ジュース好きな子には「サイダーとコーラの味の違いってどんなところ?」
こんなふうに、学校で習ったことや身近な体験をもとに、ちょっとしたクイズを出してみましょう。 答えを急かさず、さらっと教えたり、一緒に考えたりするのがコツです。 子どもからクイズを出してもらうのも楽しいですよ。
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② 味比べ
子どもの好きな食べ物や飲み物をいくつか用意して、味比べをしてみましょう。
草加市といえばお煎餅!お煎餅屋さんによって、味や風味がずいぶん違いますよね。
たとえばお煎餅なら、「味」だけでなく「風味」や「硬さ(歯ごたえ)」も比べてみると、「香ばしい」などの表現を使う機会になります。 風味を表す言葉を調べて使ってみるのも楽しいですね。言葉に困ったらAIを使ってもかまいません。 「風味」に関係する言葉を調べてみましょう。お煎餅にピッタリな語彙が見つかるかもしれません。
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③ お料理
子どもにレシピを探してもらい、一緒に作ってみましょう。 普段使わない調味料や道具も、料理を通して語彙を豊かにしてくれます。
たとえば…
「コショウ」は香辛料のひとつ。香辛料にはどんなものがある?どんな役割がある?
「大さじ1杯」の「さじ」って何?
「包丁」は食材を切る道具。他に「切る」ための道具って何がある?
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以上、3つの例をご紹介しました。 これはあくまで一例ですので、お子さんの様子やご家庭のスタイルに合わせてアレンジしてみてくださいね。
体験を通して具体的な言葉に触れることで、語彙は自然と身についていきます。 少し時間がかかる方法ですが、お休みの日など、保護者の方もお子さんもゆっくり過ごせるときに、ぜひ試してみてください。
次回のコラムでは「料理」について、発達支援の視点からお話ししてみようと思います。どうぞお楽しみに♪
発達にかたよりのあるお子さんや保護者の方の進学や就労について、サポートしたり、情報交換をしています。
コロナ禍の影響もありしばらく積極的な活動をしていなかったのですが、2025年9月より再始動することにしました!
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さて、前回(https://www.soka-bokkurun.com/supporter/column/detail/276)は、「文字を読むチカラ」そのものではありませんが、とても大切な「語彙力」についてお話ししました。 今回は学齢期の子どもたちの語彙力を育てる、ちょっとしたコツをご紹介します。
そもそも、語彙力とは何でしょうか? 言葉を知っていること、上手に使えること、そして言葉同士のつながりがわかること——これらすべてが語彙力に含まれます。 つまり語彙力とは、「言葉を知っていて、それを適切に使いこなす力」と言えるでしょう。
では、語彙力を育てるにはどんなことができるでしょうか? 学齢期の子どもたちには、日常の中で「言葉に触れる・使う・考える」機会を増やすことがとても大切です。 『そんなこと言っても、ゲームばっかりで読書は嫌いだし、言葉遊びなんてしないよ!』という声も聞こえてきそうですね。
そんな時は、「体験」を通して言葉に触れる機会を作ってみましょう。 ここでは、3つの例をご紹介します。
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① お買い物
幼稚園児・保育園児なら、スーパーで「りんご取って」「赤くて丸くて甘いくだもの取って」などの声かけが語彙を広げるきっかけになります。 でも、小学生になるとそれだけではちょっと物足りないかもしれません。
たとえば…
都道府県の学習をした子には「りんごで有名な県ってどこだと思う?」
少し辛いものが食べられるようになった子には「わさびとからしって、どんな辛さの違いがある?」
ジュース好きな子には「サイダーとコーラの味の違いってどんなところ?」
こんなふうに、学校で習ったことや身近な体験をもとに、ちょっとしたクイズを出してみましょう。 答えを急かさず、さらっと教えたり、一緒に考えたりするのがコツです。 子どもからクイズを出してもらうのも楽しいですよ。
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② 味比べ
子どもの好きな食べ物や飲み物をいくつか用意して、味比べをしてみましょう。
草加市といえばお煎餅!お煎餅屋さんによって、味や風味がずいぶん違いますよね。
たとえばお煎餅なら、「味」だけでなく「風味」や「硬さ(歯ごたえ)」も比べてみると、「香ばしい」などの表現を使う機会になります。 風味を表す言葉を調べて使ってみるのも楽しいですね。言葉に困ったらAIを使ってもかまいません。 「風味」に関係する言葉を調べてみましょう。お煎餅にピッタリな語彙が見つかるかもしれません。
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③ お料理
子どもにレシピを探してもらい、一緒に作ってみましょう。 普段使わない調味料や道具も、料理を通して語彙を豊かにしてくれます。
たとえば…
「コショウ」は香辛料のひとつ。香辛料にはどんなものがある?どんな役割がある?
「大さじ1杯」の「さじ」って何?
「包丁」は食材を切る道具。他に「切る」ための道具って何がある?
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以上、3つの例をご紹介しました。 これはあくまで一例ですので、お子さんの様子やご家庭のスタイルに合わせてアレンジしてみてくださいね。
体験を通して具体的な言葉に触れることで、語彙は自然と身についていきます。 少し時間がかかる方法ですが、お休みの日など、保護者の方もお子さんもゆっくり過ごせるときに、ぜひ試してみてください。
次回のコラムでは「料理」について、発達支援の視点からお話ししてみようと思います。どうぞお楽しみに♪
活動情報
| 名前(HN) | :言語聴覚士 やさく |
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| 私のプロフィール | |
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ミックスサラダ ボランティアスタッフをしています。 言語聴覚士という、ことばとコミュニケーションの支援をする仕事をしています。 |
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