子育て応援隊 そうかでの子育てを応援している団体・個人です。

子育て応援コラム

2018/12/27

花まる学習会 草加マルイ教室

感情を言葉に

私が花まる教室以外に担当している業務の中に人事関係の業務があります。10月に入り現大学3年生のインターンや採用選考がはじまりました。言わずもがなですが、「花まる学習会」の理念は子どもたちを【メシが食える大人】へと導いていくことです。全ての社員がその理念へ向けて奮闘しています。
そんな花まるでの採用選考の中で出会う学生には様々なタイプの学生がいます。野外体験が大好きな学生、教育業界に興味のある学生、子どもがたまらなく大好きな学生など、それぞれの想いを持って選考に臨んでいます。
人事担当として学生の話を聞いていると〝感じる″ことが人の魅力につながっているように感じます。同じような日々の生活の中で、小さなことに疑問や興味を持ち、自分の中で考える。他人の話に共感したり、逆に反対の考えを持ったり、物や人に対し愛情をもって接したり、嫌なことに向き合って一歩成長したりする。
どれも発端は〝感じる″ことから。志望動機がはっきりしている。そしてその根幹に確固たる原体験がある学生はやはり魅力的です。しかし原体験の質自体が大事なのではなく、そこで何を感じたのかということが重要です。似たような経験をしていても何かを〝感じる″人と〝感じない″人では大きな差が生まれていく。たくさんの学生と出会う中で私が感じたことでした。

そしてその感じたものを〝感情″として残すために必要なものが〝言葉″です。なんとなく感じたことが 〝うれしい″ことなのか〝悔しい″ことなのか〝楽しい″ことなのか〝感動する″ことなのか。〝言葉″にして初めて自分の〝感情″に気づくのかもしれません。

今月の特別授業【作文コンテスト】は、子どもたちが普段感じていることを、時間をかけ言葉にした1日でした。何の変哲もない日々のちょっとした出来事も、作文に書いてみると新しい発見があるものです。
一年生のWちゃんが書いた作文は「学校に植えたチューリップに水をあげる」という内容の作文でした。作文ではWちゃんがチューリップにたくさん話しかけながら水をあげたこと、かわいく育ってほしいと願っていたこと、自分は花が好きであることなどが書いてありました。きっとこれは作文として言葉にしなければすぐに忘れてしまう感情。感じたことを言葉にすることで自分の感情を発見できました。
作文コンテストの日、草加マルイ教室の全員が日々の生活の中で〝感じた″ことを言葉にしようと挑戦しました。こうした時間を通して、日々の生活の中でいろいろなことを感じられる大人へと成長していってほしいですね。
どんな感情もその人を磨く宝物です。これからも日々の作文を通してたくさんの感情に出会っていってほしい思います。ぜひ花まるで書いた作文を読んでみてください。子どもたちの目から見た世界がたくさん広がっています。その感性を大切に守っていきたいですね。 

花まる学習会 山岸亮太

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活動情報

名前(HN) :花まるあなご先生
私のプロフィール
花まる学習会 草加マルイ教室教室長の山岸です。
教室では子どもたちからあなご先生と呼ばれています!

教室で毎月お配りしている教室コラム11月号です!
この月は90分かけてじっくり一つの作文を仕上げる作文コンテストを行いました!