子どもの病気(感染症)

更新日:2024/02/20

感染症とは

感染症とは、ウイルスや細菌などの病原体が体内に侵入し、増殖することによって引き起こされる病気のことをいいます。感染の心配がある場合には、早めに病院で受診して医師の指示に従ってください。

感染経路と対策

感染症の感染経路には、飛沫感染、空気感染(飛沫核感染)、接触感染、経口感染、血液媒介感染、蚊媒介感染があり、それぞれに応じた対策をとることが大切です。病原体の種類によっては、複数の感染経路を取るものがあります。

飛沫感染 感染している人が咳やくしゃみ、会話をした際に、病原体が含まれた小さな水滴(飛沫)が口から飛び、これを近くにいる人が吸い込むことで感染します。飛沫が飛び散る範囲は1~2mです。飛沫を浴びないようにすることで防ぐことができます。
感染している者から2m以上離れることや感染者がマスクを着用などの咳エチケットを実施が予防に有効です。
空気感染
(飛沫核感染)
感染している人が咳やくしゃみ、会話をした際に口から飛び出した小さな飛沫が乾燥し、その芯となっている病原体(飛沫核)が感染性を保ったまま空気の流れによって拡散し、それを吸い込むことで感染します。飛沫感染の感染範囲は飛沫が飛び散る2m以内に限られていますが、空気感染は室内等の密閉された空間内で起こるものであり、その感染範囲は空調が共通の部屋間等も含めた空間内の全域に及びます。
空気感染対策の基本は「発症者の隔離」と「部屋の換気」です。
接触感染 感染源に直接触れることで伝播がおこる感染(握手、だっこ、キス等)と汚染された物を介して伝播がおこる間接接触による感染(ドアノブ、手すり、遊具等)があります。通常、接触感染は、体の表面に病原体が付着しただけでは感染は成立しませんが、病原体が体内に侵入することで感染が成立します。病原体の付着した手で口、鼻又は眼をさわること、病原体の付着した遊具等を舐めること等によって病原体が体内に侵入します。また、傷のある皮膚から病原体が侵入する場合もあります。
最も重要な対策は手洗い等により手指を清潔に保つことです。タオルの共用をしないようにします。
経口感染 病原体を含んだ食物や水分を口にすることによって、病原体が消化管に達して感染が成立します。
適切な食品の取扱い、衛生管理を行うことが重要です。
血液媒介感染 血液を介して感染する感染症です。血液には病原体が潜んでいることがあり、血液が傷ついた皮膚や粘膜につくと、そこから病原体が体内に侵入し、感染が成立する場合があります。
傷ができたら、できるだけ早く傷の手当てを行い、他の人の血液や体液が傷口に触れることがないようにしましょう。
蚊触媒感染 病原体をもった蚊に刺されることで感染する感染症です。蚊媒介感染の主な病原体である日本脳炎ウイルスは、国内では西日本から東日本にかけて広い地域で毎年活発に活動しています。また、南東アジアの国々には、日本脳炎が大規模に流行している国があります。
緑の多い木陰、やぶ等、蚊の発生しやすい場所に立ち入る際には、長袖、長ズボン等を着用し、肌を露出しないようにしましょう。

予防接種

予防接種は、ワクチンの接種により、あらかじめその病気に対する免疫を獲得させ、感染症が発生した場合に罹患する可能性を減らしたり、重症化しにくくしたりするものです。病気を防ぐ強力な予防方法の一つです。

関連ページ

*予防接種に関しては、「予防接種の基礎知識」を参考にしてください。

気をつけたい感染症

感染症を予防し、かかっても悪化させないようにするためには、毎日の手洗いやうがい、歯みがき、衣服の調節、バランスのとれた食事、十分な睡眠などが重要です。家族が外から持ち帰った細菌やウイルスが子どもに感染することもあるので、家族全員で健康的な生活を心がけましょう。

学校や保育園・幼稚園等では、子どもたちが集団で生活を送るうえで、周囲への感染拡大を防止することが重要です。もし感染症にかかってしまったら速やかに受診し、学校や保育園・幼稚園等に連絡しましょう。

以下の表は、子どもがかかりやすく特に注意が必要な感染症について、症状・特徴、感染症の診断を受けた時の登校(登園)のめやすなどについてまとめています。

麻疹(はしか)

症状・特徴 発症初期には、高熱、咳、鼻水、結膜充血、目やに等の症状がみられる。発熱は一時期下降傾向を示すが、再び上昇し、この頃には口の中に白いぶつぶつ(コプリック斑)がみられる。その後、顔や頸部に発しんが出現する。発しんは赤みが強く、やや盛り上がっており、徐々に融合するが、健康な皮膚面が残る。やがて解熱し、発しんは色素沈着を残して消える。肺炎、中耳炎、熱性けいれん、脳炎等を合併することがあるため、注意が必要である。特に、肺炎や脳炎を合併した場合、重症となる。
感染経路 主な感染経路は飛沫感染、接触感染及び空気感染(飛沫核感染)である。
予防接種 定期接種
登校(園)の
めやす
解熱後3日を経過していること

インフルエンザ

症状・特徴 突然の高熱が出現し、3~4日続く。倦怠感、食欲不振、関節痛、筋肉痛等の全身症状や、咽頭痛、鼻汁、咳等の気道症状を伴う。通常、1週間程度で回復するが、気管支炎、肺炎、中耳炎、熱性けいれん、急性脳症等の合併症が起こることもある。
感染経路 主な感染経路は飛沫感染であるが、接触感染することもある。
予防接種 任意接種
登校(園)の
めやす
発症した後5日経過し、かつ解熱した後2日(乳幼児にあっては3日)経過していること

風しん

症状・特徴 発しんが顔や頸部に出現し、全身へと拡大する。発しんは紅斑で融合傾向は少なく、約3日間で消え、色素沈着も残さない。発熱やリンパ節腫脹を伴うことが多く、悪寒、倦怠感、眼球結膜充血等を伴うこともある。合併症として、関節痛・関節炎、血小板減少性紫斑病、脳炎、溶血性貧血、肝機能障害、心筋炎等がある。感染しても無症状なこと(不顕性感染)が 30%程度ある。風しんについて特に知っておくべき重要なこととして、妊娠初期に母体が風しんウイルスに感染すると、胎児に感染して先天性風しん症候群を発症し、低出生体重児、白内障、先天性心疾患、聴力障害、小頭症、精神発達遅滞等を引き起こす。
感染経路 主な感染経路は飛沫感染であるが、接触感染することもある。
予防接種 定期接種
登校(園)の
めやす
発しんが消失していること

水痘(水ぼうそう)

症状・特徴 発しんが顔や頭部に出現し、やがて全身へと拡大する。発しんは、斑点状の赤い丘しんから始まり、水疱(水ぶくれ)となり、最後は痂皮(かさぶた)となる。これら各段階の発しんが混在するのが特徴で、全ての発しんが痂皮(かさぶた)となれば感染性がないものと考えられる。合併症には、脳炎、小脳失調症、肺炎、肝炎、発しん部分からの細菌の二次感染等がある。
感染経路 主な感染経路は飛沫感染であるが、接触感染することもある。
予防接種 定期接種
登校(園)の
めやす
全ての発しんが痂皮(かさぶた)化していること

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)

症状・特徴 主な症状は、発熱と唾液腺(耳下腺・顎下腺・舌下腺)の腫脹・疼痛である。発熱は1~6日間続く。唾液腺の腫脹は、まず片側が腫脹し、数日して反対側が腫脹することが多い。発症後1~3日にピークとなり、3~7日で消える。腫脹部位に疼痛があり、唾液の分泌により痛みが増す。発熱や耳下腺腫脹・疼痛はないこともあり、明らかな症状のない不顕性感染例が約30%存在する。不顕性感染の割合は乳児で多く、年齢とともに低下する。中枢神経系、膵臓、生殖腺(精巣や卵巣)等にも感染するため、無菌性髄膜炎、難聴、脳炎・脳症、精巣炎・卵巣炎等の重い合併症をきたすことがある。
感染経路 発症前から感染者の唾液中にウイルスが排出されており、主な感染経路は唾液を介した飛沫感染又は接触感染である。不顕性感染でも唾液中にウイルスが排出されており、感染源となる。
予防接種 任意接種
登校(園)の
めやす
耳下腺、顎下腺、舌下腺の膨張が発現してから5日経過し、かつ全身状態が良好になっていること

結核

症状・特徴 全身に影響を及ぼす感染症だが、特に肺に病変が生じることが多い。主な症状は、慢性的な発熱(微熱)、咳、疲れやすさ、食欲不振、顔色の悪さ等である。症状が進行し、菌が血液を介して全身に散布されると、呼吸困難、チアノーゼ等がみられるようになることがある。また、結核性髄膜炎を併発すると、高熱、頭痛、嘔吐、意識障害、けいれん等がみられる。
感染経路 主な感染経路は空気感染である。
予防接種 定期接種(BCGワクチン)
登校(園)の
めやす
医師により感染のおそれがないと認められていること

咽頭結膜熱(プール熱)

症状・特徴 主な症状は、高熱、扁桃腺炎、結膜炎である。プール熱と呼ばれることがある。
感染経路 主な感染経路は、飛沫感染及び接触感染である。プール熱と呼ばれることがあるが、塩素消毒が不十分なプールの水を介して感染することがあるものの、それよりも接触感染によって感染することが多い。
予防接種  -
登校(園)の
めやす
発熱、充血等の主な症状が消失した後2日を経過していること

流行性角結膜炎

症状・特徴 主な症状として、目が充血し、目やにが出る。幼児の場合、目に膜が張ることもある。片方の目で発症した後、もう一方の目に感染することがある。
感染経路 主な感染経路は、飛沫感染及び接触感染である。塩素消毒の不十分なプールの水、タオル等を介して感染することもある。
予防接種  -
登校(園)の
めやす
結膜炎の症状が消失していること

百日咳

症状・特徴 特有な咳(コンコンと咳込んだ後、ヒューという笛を吹くような音を立てて息を吸うもの)が特徴で、連続性・発作性の咳が長期に続く。夜間眠れないほどの咳がみられることや、咳とともに嘔吐することもある。発熱することは少ない。生後3か月未満の乳児の場合、呼吸ができなくなる発作(無呼吸発作)、肺炎、中耳炎、脳症等の合併症も起こりやすく、突然死の一因であるとも考えられている。年長児以降では、咳の長引くかぜと思われることも少なくない。また、思春期や成人になってから発症することも多く、感染源となる。多くの場合では、適切な抗菌薬による治療によって排菌は抑えられるが、咳だけは長期間続く。
感染経路 主な感染経路は、飛沫感染及び接触感染である。
予防接種  定期接種(4種混合ワクチン)
登校(園)の
めやす
特有な咳が消失していること又は5日間の適正な抗菌薬による治療が終了していること

腸管出血性大腸菌感染症(O157、O26、O111 等) 

症状・特徴 無症状の場合もあるが、多くの場合には、主な症状として、水様下痢便や腹痛、血便がみられる。尿量が減ることで出血しやすくなり、意識障害を来す溶血性尿毒症症候群を合併し、重症化する場合がある。稀ではあるが、脳症を合併する場合がある。
感染経路 主な感染経路は、菌に汚染された生肉や加熱が不十分な肉、菌が付着した飲食物からの経口感染、接触感染である。
予防接種  -
登校(園)の
めやす
医師により感染の恐れがないと認められること

急性出血性結膜炎

症状・特徴 主な症状として、強い目の痛み、目の結膜(白眼の部分)の充血、結膜下出血がみられる。また、目やに、角膜の混濁等もみられる。
感染経路 主な感染経路は、飛沫感染及び接触感染である。
予防接種  -
登校(園)の
めやす
医師により感染の恐れがないと認められること(意見書を提出)

侵襲性髄膜炎菌感染症(髄膜炎菌性髄膜炎)

症状・特徴 主な症状は、発熱、頭痛、嘔吐であり、急速に重症化する場合がある。劇症例は紫斑を伴いショックに陥り、致命率は 10%、回復した場合でも 10~20%に難聴、まひ、てんかん等の後遺症が残る。
感染経路 主な感染経路は、飛沫感染及び接触感染である。有効な治療を開始して 24 時間経過するまでは感染源となる。
予防接種 任意接種
登校(園)の
めやす
医師において感染の恐れがないと認められていること(意見書を提出)

 溶連菌感染症 

症状・特徴 主な症状として、扁桃炎、伝染性膿痂しん(とびひ)、中耳炎、肺炎、化膿性関節炎、骨髄炎、髄膜炎等の様々な症状を呈する。扁桃炎の症状としては、発熱やのどの痛み・腫れ、化膿、リンパ節炎が生じる。舌が苺状に赤く腫れ、全身に鮮紅色の発しんが出る。また、発しんがおさまった後、指の皮がむけることがある。伝染性膿痂しんの症状としては、発症初期には水疱(水ぶくれ)がみられ、化膿したり、かさぶたを作ったりする
感染経路 主な感染経路は飛沫感染及び接触感染である。食品を介して経口感染する場合もある
予防接種
登校(園)の
めやす
抗菌薬の内服後24~48 時間が経過していること

 マイコプラズマ肺炎 

症状・特徴  主な症状は咳であり、肺炎を引き起こす。咳、発熱、頭痛等のかぜ症状がゆっくり進行する。特に咳は徐々に激しくなり、数週間に及ぶこともある。中耳炎、発しん等を伴うこともあり、重症化することもある。
感染経路 主な感染経路は飛沫感染である。家族内感染や再感染も多くみられる。
予防接種  -
登校(園)の
めやす
 発熱や激しい咳が治まっていること

手足口病

症状・特徴 主な症状として、口腔粘膜と手足の末端に水疱性発しんが生じる。また、発熱とのどの痛みを伴う水疱(水ぶくれ)が口腔内にでき、唾液が増え、手足の末端、おしり等に水疱(水ぶくれ)が生じる。
感染経路 主な感染経路は、飛沫感染、接触感染及び経口感染である。
予防接種
登校(園)の
めやす
発熱や口腔内の水疱・潰瘍の影響がなく、普段の食事がとれること

伝染性紅斑(りんご病)

症状・特徴  感染後5~10 日に数日間のウイルス血症を生じ、この時期に発熱、倦怠感、頭痛、筋肉痛等の軽微な症状がみられる。その後、両側頬部に孤立性淡紅色斑丘しんが現われ、3~4日のうちに融合して蝶翼状の紅斑となるため、俗に「りんご病」と呼ばれる。四肢の発しんは、網目状、レース様又は大理石紋様と称される。発しんは1~2週間続く。
感染経路 主な感染経路は飛沫感染である
予防接種  -
登校(園)の
めやす
 全身状態が良いこと

ウイルス性胃腸炎(ノロウイルス感染症)

症状・特徴  流行性嘔吐下痢症の原因となる感染症である。主な症状は嘔吐と下痢であり、脱水を合併することがある。乳幼児のみならず、学童、成人にも多くみられ、再感染も稀ではない。多くは1~3日で治癒する。
感染経路  主な感染経路は、経口感染、飛沫感染及び接触感染である。汚物処理が不十分な場合、容易に集団感染を引き起こす。ウイルスに感染している調理者を介して食品が汚染されたことによる食中毒が多く起きている。感染者の便には、多くのウイルスが排出されている。また、嘔吐物の中にも多量のウイルスが含まれている。感染力が強く、乾燥してエアロゾル化した嘔吐物を介して、空気感染(飛沫核感染)することもある。
予防接種  -
登校(園)の
めやす
 嘔吐、下痢等の症状が治まり、普段の食事がとれること

ウイルス性胃腸炎(ロタウイルス感染症) 

症状・特徴  流行性嘔吐下痢症をおこす感染症である。5歳までの間にほぼ全ての子どもが感染する。主な症状は嘔吐と下痢であり、しばしば白色便となる。脱水がひどくなる、けいれんがみられるなどにより、入院を要することがしばしばある。稀ではあるが、脳症を合併して、けいれんや意識障害を示すこともある。多くは2~7日で治癒する。
感染経路 主な感染経路は経口感染、接触感染及び飛沫感染である。患者の便には多量のウイルスが含まれているが、10~100 個程度の少ないウイルス量でも感染する。たとえ十分に手洗いをしても、手や爪に多数のウイルスが残っていることがある
予防接種 定期接種
登校(園)の
めやす
嘔吐、下痢等の症状が治まり、普段の食事がとれること

ヘルパンギーナ 

症状・特徴  発症初期には、高熱、のどの痛み等の症状がみられる。また、咽頭に赤い粘膜しんがみられ、次に水疱(水ぶくれ)となり、間もなく潰瘍となる。高熱は数日続く。熱性けいれんを合併することがある。無菌性髄膜炎を合併することがあり、発熱、頭痛、嘔吐を認める。まれながら脳炎を合併して、けいれんや意識障害をおこすこともある。多くの場合、2~4日の自然経過で解熱し、治癒する。
感染経路 主な感染経路は、飛沫感染、接触感染及び経口感染である。飛沫や鼻汁からは1~2週間、便からは数週~数か月間、ウイルスが排出される。
予防接種
登校(園)の
めやす
 発熱や口腔内の水疱・潰瘍の影響がなく、普段の食事がとれること

 RSウイルス感染症

症状・特徴 呼吸器感染症で、乳幼児期に初感染した場合の症状が重く、特に生後6か月未満の乳児では重症な呼吸器症状を生じ、入院管理が必要となる場合も少なくない。一度かかっても十分な免疫が得られず何度も罹患する可能性があるが、再感染・再々感染した場合には、徐々に症状が軽くなる。通常、大人では鼻炎程度の軽い感冒症状がみられる。
感染経路 主な感染経路は飛沫感染及び接触感染である
予防接種
登校(園)の
めやす
呼吸器症状が消失し、全身状態が良いこと

 帯状疱しん 

症状・特徴  水痘に感染した患者は、神経節(脊髄後根神経節や脳神経節)にウイルスが潜伏感染しており、免疫能の低下、ストレス、加齢等をきっかけとして、神経の走行に沿った形で、身体の片側に発症することがある。数日間、軽度の痛みや違和感(子どもの場合ははっきりとしない)が、そして場合によってはかゆみがあり、その後、多数の水疱(水ぶくれ)が集まり、紅斑となる。日が経つと膿疱や血疱、びらんになることもある。発熱はほとんどない。通常 1 週間で痂皮(かさぶた)化して治癒する。子どもの場合、痛みは大人ほどではなく、多くの場合には痛み止めの内服は不要である。発しんが治癒した後に跡が残ることがある。
感染経路  母体が妊娠 20 週から分娩の 21 日前までに水痘に罹患すると、子どもが帯状疱しんを発症することがある。
また、一度水痘に罹患した子どもは、ウイルスを神経節に持っているので、帯状疱しんを発症する可能性がある。水痘ワクチン接種後に発病することもあるが、頻度は低い。ワクチン接種の前後に気が付かないうちに自然感染していて、その後、発病する場合がある。
予防接種 - 
登校(園)の
めやす
 すべての発しんが痂皮(かさぶた)化していること

 突発性発しん 

症状・特徴  生後6か月~2歳によくみられる。3日間程度の高熱の後、解熱するとともに紅斑が出現し、数日で消えてなくなるという特徴をもつ。比較的軽症の疾患であり、自然経過で治癒するが、熱性けいれん、脳炎・脳症、肝炎等を合併することがある。
感染経路  ウイルスは、多くの子ども・成人の唾液等に常時排出されており、母親から胎盤を通して受け取っていた抗体(移行抗体)が消失する乳児期後半以降に、保護者や兄弟姉妹等の唾液等から感染すると考えられている。
予防接種
登校(園)の
めやす
解熱し機嫌が良く全身状態が良いこと

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関連サイト

感染症対策 手洗い、咳エチケットについて (厚生労働省)

学校・保育園・幼稚園などの感染症対策

学校・保育園・幼稚園などは児童生徒等が集団生活を営む場所なので感染症が発生した場合には感染が拡大しやすく、教育活動にも影響します。学校保健安全法関係法令で、学校において予防すべき感染症の種類、出席停止、臨時休業等について定めています。
登校(園)を再開するには、症状が回復し集団生活に支障がない状態であるとの医師の判断を受ける必要があります。

参考:出席停止の日数の数え方

出席停止期間の算定では、解熱等の現象がみられた日は期間には算定せず、その翌日を1日目とします。「解熱した後3日を経過するまで」の場合、例えば、解熱を確認した日が月曜日であった場合には、その日は期間には算定せず、火曜日(1日目)、水曜日(2日目)及び木曜日(3日目)の3日間を休み、金曜日から登園許可(出席可能)ということになります。

日曜日 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日
  解熱 1日目 2日目 3日目 出席可能  

インフルエンザにおいて「発症した後5日」という時の「発症」とは、「発熱」のことを指します。発症した日(発熱が始まった日)は含まず、その翌日から1日目と数えます。「発熱」がないにも関わらずインフルエンザと診断された場合は、インフルエンザにみられるような何らかの症状がみられた日を「発症」した日と考えて判断します。
なお、インフルエンザの出席停止期間の基準は、「“発症した後5日を経過”し、かつ“解熱した後2日(幼児にあっては3日)を経過”するまで」であるため、この両方の条件を満たす必要があります。

水曜日 木曜日 金曜日 土曜日 日曜日 月曜日 火曜日
発症
発熱など
1日目 2日目 3日目 4日目 5日目  出席可能

関連サイト

学校、幼稚園、保育所において予防すべき感染症の解説(日本小児科学会ホームページ)

関連ページ

子どもの病気・ケガの時は

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