子どもの病気

更新日:2017/07/24

感染症とは

感染症とは、ウイルスや細菌などの病原体が体内に侵入し、増殖することによって引き起こされる病気のことです。
飛沫感染でうつる感染症に罹った人が身近にいる場合は、潜伏期間を参考に、子どもの様子をみた方がよいでしょう。また、罹った場合には、周囲の人へ感染を広めないためにも、外出を控えた方がいい感染症もありますので、感染期間を参考にしてください。
予防接種を受けられる感染症もあります。
予防接種に関しては、「予防接種の基礎知識」へ

感染経路

感染症は、次のような経路で感染します。

飛沫感染 感染している人が咳やくしゃみ、会話をした際に、口から飛ぶ病原体が含まれた小さな水滴を近くにいる人が吸い込むことで感染する。飛沫は1m 前後で落下するので、1~2m 以上離れていれば感染の可能性は低くなる。
空気感染 感染している人が咳やくしゃみ、会話をした際に、口から飛び出した病原体がエアロゾル化し感染性を保ったまま空気の流れによって拡散し、同じ空間にいる人もそれを吸い込んで感染する。空気感染をする麻疹や水痘が学校の教室で発症すれば、ワクチンを受けていない人が感染し、発症する可能性は高い。
接触感染 感染している人に触れることで伝播がおこる直接接触感染(握手、だっこ、キスなど)と汚染された物を介して伝播がおこる間接接触感染(ドアノブ、手すり、遊具など)がある。例えば咽頭結膜熱(プール熱)はプールでのみ感染するのではなく、ほとんどは集団生活のなかで接触感染している。
経口感染 病原体を含んだ食物や水分を摂取することで感染する。食事の提供や食品の取り扱いに適切な衛生管理が必要である。また、ノロウイルス感染症や腸管出血性大腸菌感染症など、便中に排泄される病原体が、便器やトイレのドアノブに付着していて、その場所を触った手からも経口感染する。
血液・体液感染 通常の生活では感染は起こらず、濃厚な曝露(性行為、針刺し事故など)があった場合にみられる。ただし、幼少児においては接触が濃厚であること、怪我をしたり皮膚に傷などが出来ていたりすることも多いことから、血液や体液を介した感染が起こりうる。
節足動物感染 病原体を保有する昆虫(蚊など)やダニがヒトを吸血する時に感染する。蚊の種類によって産卵する場所や、活動する時間帯が異なる。植木鉢の水受け皿や古タイヤなど小さな水たまりに産卵するものと、池や湖、水田など大きな水たまりに産卵するものがある。

 

定期接種(無料)の感染症

予防接種法に基づいて各市町村が実施しています。

表の説明
潜伏期間:病原体に感染してから、体に症状が出るまでの期間
感染期間:発症した人が、周囲に感染させる期間

インフルエンザ菌b型(ヒブ)感染症

潜伏期間 症状・登校(園)基準など 感染期間・感染経路
不明 生後3か月~5歳までの細菌性髄膜炎・敗血症・咽頭蓋炎の代表的な起炎菌。ワクチン導入前の日本でのHib髄膜炎の発症は年間約600人で、約2~3%が死亡、約15%が脳障害や聴力障害などの後遺症を残すとされる。
発熱、咳がなどの症状が軽快し、全身状態の良い者は登校(園)可能である。
保菌している間は、感染させる可能性がある。
飛沫感染

肺炎球菌感染症

潜伏期間 症状・登校(園)基準など 感染期間・感染経路
細菌性髄膜炎・敗血症・気管支炎、肺炎、中耳炎などの代表的な起炎菌。 ワクチン導入前の日本での肺炎球菌髄膜炎の発症は年間約200人で、約6~7%が死亡、約30%が脳障害や聴力障害などの後遺症を残すとされる。
発熱、咳などが軽快し、全身状態のよい者は登校(園)可能である。
1~3日。保菌している間は、感染させる可能性がある。
飛沫感染

ジフテリア

潜伏期間 症状・登校(園)基準など 感染期間・感染経路
2~7日 発熱、咽頭痛、頭痛、倦怠感、嚥下痛などの症状で始まり、鼻づまり、鼻出血、声嗄れから呼吸困難、心不全、呼吸筋まひなどに至る。
治療が終了するまでは出席停止とする。
飛沫感染

破傷風

潜伏期間 症状・登校(園)基準など 感染期間・感染経路
8日以内 傷口の違和感、舌のもつれ、口が開きにくくなるなどの症状から、飲みこみがしにくくなる、言葉がでにくくなる、歩けなくなる、顔がこわばる、けいれんするなどの症状が進行し、致命率は40%である。
ヒトからヒトへは感染しないので、症状が回復したら登校(園)可能である。
泥や土などで汚染された傷口で菌が増殖し、毒素を出して発症。

百日咳

潜伏期間 症状・登校(園)基準など 感染期間・感染経路
7~10日 乳幼児期に多いが、思春期・成人の発症も増えている。
病初期からしつこい咳が特徴で、発熱することはあまりない。年齢が低いほど症状は重く、咳のために眠れない、また顔が腫れることもある。回復するのに2~3 週間から数か月もかかることがある。
生後3か月未満の乳児では呼吸ができなくなる発作(無呼吸発作)、肺炎、中耳炎、脳症などの合併症も起こりやすく、命にかかわることがある。
特有な咳が消失するまで、または5日間の適正な抗菌薬による治療が終了するまでは出席停止とする。
咳が出現してから、4週目ころまで。抗菌薬開始後は7日程度。
飛沫感染、接触感染

急性灰白髄炎(ポリオ)

潜伏期間 症状・登校(園)基準など 感染期間・感染経路
7~21日(不完全型感染や無菌性髄膜炎の場合は3~6日) 軽症の場合は、かぜ様症状または胃腸症状だが、0.1~2%に急性の弛緩性まひが現れ、死に至ることもあるほか、後遺症としての手足のまひを残すこともある。
急性期の症状が治癒するまで出席停止とする。まひが残る慢性期については出席停止の必要はない。
便、唾液などを介した経口感染、接触感染

結核

潜伏期間 症状・登校(園)基準など 感染期間・感染経路
2年以内、特に6か月以内が多い。数十年経って、発症することもある。 初感染結核
初期には無症状である。発熱、咳、疲れやすい、食欲不振、顔色が悪いなどの症状があっても非特異的で気付かれにくいのが特徴である。
粟粒結核

肺門リンパ節などの病変が進行して菌が全身に散布された病型で、発熱、咳、呼吸困難、チアノーゼなどが認められる。乳幼児に多くみられる重症型である。
結核性髄膜炎
結核菌が血流に脳・脊髄を覆う髄膜に到達して発症する。高熱、頭痛、嘔吐、意識障害、けいれんなどがみられる最重症型である。一命をとりとめても後遺症を残す恐れがある。
二次結核
初感染病巣からほかの肺の部分に広がり、病変巣を形成した病型である。思春期以降や成人に多く見られる。疲れやすい、微熱、寝汗、咳などの症状がでる。
潜在性結核感染症
結核菌に感染しており、検査で陽性を示すが、症状がないことがある。免疫が低下した場合に発症することがあるため、治療の対象となる場合がある。
病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認められるまで(目安として3日連続で喀痰の塗抹検査が陰性となるまで)出席停止とする。それ以降は、抗結核薬による治療中であっても登校(園)は可能。
喀痰の塗抹検査で陽性の間。
主として空気感染

麻しん(はしか)

潜伏期間 症状・登校(園)基準など 感染期間・感染経路
8~12日 目の充血、涙やめやに(眼脂)が多くなる、くしゃみ、鼻汁などの症状と共に発熱し、口内の頬粘膜にコプリック斑という特徴的な白い斑点が見られるのが早期診断のポイントである。熱がいったん下がりかけ、再び高熱が出てきた時に赤斑(赤い発疹)が生じて発疹期になる。発疹は耳の後ろから顔面にかけて出始め、身体全体に広がる。赤い発疹が消えた後に褐色の色素沈着が残るのが特徴である。発熱は発疹出現後3~4日持続し、通常7~9日の経過で回復するが、重症な経過をとることもあり、急性脳炎は発症1000人に1~2人の頻度で生じ、脳炎や肺炎を合併すると生命の危険や後遺症の恐れもある。
発疹に伴う発熱が解熱した後3日を経過するまでは出席停止とする。ただし、病状により感染力が強いと認められたときは、さらに長期に及ぶ場合もある。
米国小児科学会では発疹出現4日後までを隔離の目安としている 。
発熱出現1~2日前から発疹出現4日目ころまで。
空気感染、飛沫感染
接触感染

風しん(三日はしか)

潜伏期間 症状・登校(園)基準など 感染期間・感染経路
16~18日

発熱と同時に発疹に気付く疾患である。発熱は麻疹ほどに顕著でないが、淡紅色の発疹が全身に出現する。3~5日で消えて治るため三日はしかとも呼ばれる。発疹が消えた後には麻疹のような褐色の色素沈着は残らない。リンパ節の腫れは頚部、耳の後ろの部分にみられる。発熱は一般に軽度で、気付かないこともある。3000人に1人の頻度で血小板減少性紫斑病を、6000人に1人の頻度で急性脳炎を合併する。妊婦の感染により、胎児が、耳、眼、心臓の異常や精神運動発達遅滞を伴う先天性風疹症候群を発症することがある。
発疹が消失するまで出席停止とする(米国小児科学会では発疹出現6日後までを隔離の目安としている )。

発疹出現7日前から発疹出現14日目ころ(特に発疹出現数日前から7日後)まで。
飛沫感染、接触感染
母子感染(胎内感染)

日本脳炎

潜伏期間 症状・登校(園)基準など 感染期間・感染経路
2~15日 感染した数百人に1人が発症し、発熱、頭痛、けいれん、意識障害を来たす。発症例 の20~30%は死亡し、30~50%は脳障害の後遺症を残すとされている。
症状が回復したら登校(園)可能である。
ブタで増殖し、蚊が媒介して感染

水痘(みずぼうそう)

潜伏期間 症状・登校(園)基準など 感染期間・感染経路
14~16日 紅斑(赤い発疹)、丘疹(小さな発疹)、水疱、膿疱(膿みをもった水疱)、痂皮(かさぶた)の順に進行する発疹が出現し、同時に各病期の発疹が混在する伝染性の強い感染症である。時に皮膚や皮膚の下の軟部組織の細菌感染、肺炎、脳炎、肝炎、ライ症候群(急性脳症)などを合併することもある。
発疹はからだと首のあたりから顔面に生じやすく、発熱しない例もある。発疹はかゆみや疼痛を訴えることもある。まれに脳炎やアスピリンとの併用よってライ症候群を併発する。白血病や免疫抑制治療を受けている児では、重症化して死に至ることもある。成人、特に妊婦の感染は重症化しやすい。
妊婦初期の感染によって、胎児に先天性水痘症候群という低出生体重、四肢低形成、皮膚瘢痕などを伴う先天異常をおこし、分娩前5日~分娩後2日の感染によって新生児に致死的な重症水痘が生じることもある。ワクチンが定期接種となる以前、日本では年間約100万人が水痘にかかり、約4000人が重症化から入院し、約20人が死亡していた。
すべての発疹がかさぶたになるまで出席停止とする(米国小児科学会では水疱出現6日後までを隔離の目安としており、免疫が低下している人との接触はさらに長期間避けることが推奨されている)。
発疹出現1~2日前から全ての発疹がかさぶたになるまで。
空気感染、飛沫感染
接触感染、
母子感染(胎内感染)
膿疱や水疱中にウイルスが存在する。

B型肝炎

潜伏期間 症状・登校(園)基準など 感染期間・感染経路
45~160日 乳幼児期の感染は無症候性に経過することが多いが、持続感染(HBV キャリア)に移行しやすい。急性肝炎を発症した場合は倦怠感・発熱・黄疸などがみられる。まれではあるが重症化して死に至る場合もある(劇症肝炎)。急性肝炎の多くは治癒するが、10~15%は慢性肝炎、肝硬変、肝癌へ進行する。
急性肝炎の急性期でない限り、登校(園)は可能である。HBV キャリアの登校(園)を制限する必要はない。
HBV垂直感染、歯ブラシやカミソリなどの共用に伴う水平感染、性感染

ヒトパピローマウイルス感染症(そのうちの子宮頚がんについて)

潜伏期間 症状・登校(園)基準など 感染期間・感染経路
不明であるが、3か月から数年と推定されている。 子宮頸がん、尖圭コンジローマ、尋常性ゆうぜい(いぼ)、若年反復性呼吸器乳頭腫などの原因となる。
子宮頸がんは、20~30歳代から増加する女性特有のがんの第2位の発症率で、日本では年間約9000人が発症し約2700人が死亡している。ごく初期のがんを除いては子宮摘出を要す可能性がある。原因のほとんどがヒトパピローマウイルスとされている。
登校に制限はない。
非性器性のいぼは濃厚な接触感染、肛門・性器の感染は性感染

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任意接種(自己負担)できる感染症

接種するかどうかは、接種を受ける側(赤ちゃんなら保護者)に任されています。

表の説明
潜伏期間:病原体に感染してから、体に症状が出るまでの期間
感染期間:発症した人が、周囲に感染させる期間

A型肝炎

潜伏期間 症状・登校(園)基準など 感染期間・感染経路
15~50日 子どもは、無症状のことも多く、便の処理が十分に行われがたいことから、集団発生しやすい。乳児ではおむつから集団感染した事例の報告がある。発症すれば発熱、全身倦怠感、頭痛、食欲不振、下痢、嘔吐、上腹部痛があり、3~4日後に黄疸が出現することがある。解熱と共に症状は軽快するが、完全に治癒するまでは1~2 か月を要すことが多い。
発病初期を過ぎ、肝機能が正常になった者については登校(園)が可能である。米国小児科学会では黄疸出現1週間後までを隔離の目安としている。
黄疸出現1~2週前に便中に高濃度排出され、発症1週間程度。
牡蠣などの生の貝類を介した経口感染

感染症胃腸炎(ロタウイルス感染症)

潜伏期間 症状・登校(園)基準など 感染期間・感染経路
1~3日 好発年齢は乳幼児。嘔吐と下痢が主症状であり、時に下痢便が白くなることもある。 多くは 2~7日で治るが、脱水、まれにけいれんが群発したり、脳症などを合併することがある。
症状のある間が主なウイルスの排泄期間なので、下痢、嘔吐症状が消失した後、全身状態のよい者は登校(園)可能であるが、手洗いを励行する。
急性期が最も感染力が強いが、便中に3週間以上排泄されることもある。
経口感染、接触感染、飛沫感染

流行性耳下線炎(おたふくかぜ)

潜伏期間 症状・登校(園)基準など 感染期間・感染経路
16~18日 好発年齢は幼児から学童。全身の感染症だが耳下腺の腫脹が主症状で、顎下腺も腫れる。腫れは2~3日でピークに達し、3~7日間、長くても10日間で消える。痛みを伴い、酸っぱいものを飲食すると強くなる。また、100人に1人が無菌性髄膜炎を、500~1000人に1人が回復不能な片側の難聴を、3000~5000人に1人が急性脳炎を併発する。
耳下腺、顎下腺または舌下腺の腫張が発現した後5日を経過し、かつ全身状態が良好となるまで出席停止とする。
耳下腺腫脹の1~2日前から腫脹5日ころまで。唾液中には、腫脹7日前から8日後までウイルスが検出される。
飛沫感染、接触感染

インフルエンザ

潜伏期間 症状・登校(園)基準など 感染期間・感染経路
1~4日
(平均2日)
悪寒、頭痛、高熱(39~40℃)で発病する。頭痛とともに咳、鼻汁で始まる場合もある。 全身症状は、倦怠感、頭痛、腰痛、筋肉痛などである。呼吸器症状は咽頭痛、鼻汁、鼻づまりがみられる。消化器症状は、嘔吐、下痢、腹痛がみられる。脳症を併発した場合は、けいれんや意識障害を来し、死に至る場合や、救命しえても精神運動遅滞の後遺症を残すことがある。
学校保健安全法では、「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日を経過するまで。幼児においては、発症した後5日を経過し、かつ解熱した後3日を経過するまで」が、出席停止の目安とされている。抗ウイルス薬によって早期に解熱した場合も感染力は残るため、発症5日を経過するまでは欠席が望ましく、咳嗽や鼻汁が続き、感染力が強いと考えられる場合は、さらに長期に及ぶ場合もある。ただし、病状により学校医そのほかの医師において感染の恐れがないと認められた場合は、その限りではない。
発熱1日前から3日目がピーク。7日目ころまで。
飛沫感染、接触感染

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予防接種のない、子どもに多くみられる感染症

表の説明
潜伏期間:病原体に感染してから、体に症状が出るまでの期間
感染期間:発症した人が、周囲に感染させる期間

咽頭結膜炎(プール熱)

潜伏期間 症状・登校(園)基準など 感染期間・感染経路
2~14日 好発年齢は幼児から学童。高熱(39~40℃)、咽頭痛、頭痛、食欲不振を訴え、これらの症状が3~7日間続く。咽頭発赤、頚部・後頭部リンパ節の腫脹と圧痛を認めることもある。眼の症状としては、結膜充血、涙が多くなる、まぶしがる、眼脂などである。
発熱、咽頭炎、結膜炎などの主要症状が消失した後2日を経過するまで出席停止とする。
ウイルス排出は初期数日が最も多い。その後、数か月、排泄が続くこともある。
接触感染、飛沫感染、プールでの感染

流行性角結膜炎(はやり目)

潜伏期間 症状・登校(園)基準など 感染期間・感染経路
2~14日 急性結膜炎の症状で、眼瞼が腫れる、異物感、眼脂など。角膜に傷が残ると、後遺症として視力障害を残す可能性がある。
眼の症状が軽減してからも感染力の残る場合があり、医師において感染のおそれがないと認められるまで出席停止とする。なお、このウイルスは便中に1か月程度排泄されるので、登校(園)を再開しても、手洗いを励行する。
ウイルス排出は初期数日が最も多い。その後、数か月、排泄が続くこともある。
プール水・手指・タオルなどを介して接触感染、飛沫感染

溶連菌感染症(A群溶血性連鎖球菌)

潜伏期間 症状・登校(園)基準など 感染期間・感染経路
2~5日 上気道感染では発熱と咽頭痛、咽頭扁桃の腫脹や化膿、リンパ節炎。猩紅熱は 5~10歳ころに多く、発熱、咽頭炎、扁桃炎とともに舌が苺状に赤く腫れ、全身に鮮紅色の発疹が出て、それがおさまった後、落剥する。治療が不十分な場合は、リウマチ熱や急性糸球体腎炎を併発しやすい。
適切な抗菌薬による治療開始後24時間以内に感染力は失せるため、それ以降、登校(園)は可能である。
抗菌薬投与にて24時間以内。
飛沫感染、接触感染

伝染性膿痂疹(とびひ)

潜伏期間 症状・登校(園)基準など 感染期間・感染経路
2~10日 好発年齢は乳幼児。紅斑を伴う水疱や膿疱が破れてびらん、かさぶたをつくる。かゆみを伴うことがあり、病巣は擦過部に広がる。ブドウ球菌によるものは水疱をつくりやすく、溶連菌はかさぶたができやすい。
登校(園)に制限はない。
接触感染

RSウイルス

潜伏期間 症状・登校(園)基準など 感染期間・感染経路
4~6日 主に乳幼児が感染し、呼吸困難に陥ることもある呼吸器感染症。発熱、鼻汁、咳嗽、喘鳴。年長児や成人では、軽いかぜ症状ですむ場合も多いが、乳児早期に感染した場合は急性細気管支炎となり、呼吸困難から人工呼吸管理を要することもある。
咳などが安定した後、全身状態のよい者は登校(園)可能であるが、手洗いを励行する。
3~8日。乳幼児では3~4週間持続することもある。
接触感染、飛沫感染

感染性胃腸炎(ノロウイルス感染症)

潜伏期間 症状・登校(園)基準など 感染期間・感染経路
12~48時間 好発年齢は乳幼児のみならず、学童・成人にも多くみられ、再感染もまれではない。
嘔吐と下痢が主症状であり、多くは 1~3日で治るが、脱水を合併する。
症状のある間が主なウイルスの排泄期間なので、下痢、嘔吐症状が消失した後、全身状態のよい者は登校(園)可能であるが、手洗いを励行する。
急性期が最も感染力が強い。便中に3週間以上排泄されることもある。
経口感染、接触感染、飛沫感染

腸管出血性大腸菌感染症(O157等)

潜伏期間 症状・登校(園)基準など 感染期間・感染経路
10時間~6日 ベロ毒素を産出する腸管出血性大腸菌による感染症。患者の約80%が15歳以下で発症し、かつ子どもと高齢者で重症化しやすい。
無症状の場合もあるが、水様下痢便、腹痛、血便。なお、乏尿や出血傾向、意識障害は、溶血性尿毒症症候群の合併を示唆する症状であり、このような場合は速やかに医療機関を受診する。
有症状者の場合には、医師において感染のおそれがないと認められるまで出席停止とする。無症状病原体保有者の場合には、トイレでの排泄習慣が確立している5歳以上の子どもは出席停止の必要はない。5歳未満の子どもでは2回以上連続で便培養が陰性になれば登校(園)してよい。
便中に菌が排泄されている間。
生肉などの飲食物からの経口感染、接触感染

マイコプラズマ肺炎

潜伏期間 症状・登校(園)基準など 感染期間・感染経路
2~3週間 通常5歳以後で、10~15歳くらいに多いが、成人もしばしば罹患する。
咳、発熱、頭痛などのかぜ症状がゆっくり進行する。とくに咳は徐々に激しくなる。中耳炎・鼓膜炎や発疹などを伴うこともあり、重症例では胸水がたまり呼吸障害が強くなる。
症状が改善し、全身状態のよい者は登校(園)可能である。
症状のある間がピーク。保菌は数週~数か月間持続する。
飛沫感染

手足口病

潜伏期間 症状・登校(園)基準など 感染期間・感染経路
3~6日 好発年齢は乳幼児。
発熱と口腔・咽頭粘膜に痛みを伴う水疱ができ、唾液が増え、手・足末端や臀部に水疱がみられるのが特徴。発熱はあまり高くはならないことが多く、通常1~3日で解熱する。
流行の阻止を狙っての登校(園)停止は有効性が低く、またウイルス排出期間が長いことからも現実的ではない。本人の全身状態が安定している場合は登校(園)可能である。
ただし、手洗い(特に排便後)を励行する。
ウイルスは咳や鼻汁から1~2週間、便からは数週~数か月間。
経口感染、飛沫感染、接触感染

ヘルパンギーナ

潜伏期間 症状・登校(園)基準など 感染期間・感染経路
3~6日 乳幼児に多くみられる夏かぜの代表的な疾患。4歳以下の乳幼児に多い。原因となる病原ウイルスが複数あるため再発することもある。
突然の発熱(39℃以上)、咽頭痛。咽頭に赤い発疹がみられ、次に水疱となり、間もなく潰瘍となる。
流行の阻止を狙っての登校(園)停止は有効性が低く、またウイルス排出期間が長いことからも現実的ではない。本人の全身状態が安定している場合は登校(園)可能である。ただし、手洗い(特に排便後)を励行する。
ウイルスは咳や鼻汁から1~2週間、便からは数週~数か月間。
経口感染、飛沫感染、接触感染

伝染性紅斑(りんご病)

潜伏期間 症状・登校(園)基準など 感染期間・感染経路
4~14日 好発年齢は幼児から学童。
かぜ様症状と引き続きみられる顔面の紅斑が特徴である。発疹は両側の頬と四肢伸側にレース状、網目状の紅斑が出現する。一旦消失しても再発することもある。合併症として(特に溶血性貧血患者では)、重症の貧血を生じることがある。妊婦(特に28週未満)が感染した場合、流産、死産にいたる場合や、胎児が胎児水腫という全身に浮腫をきたす場合がある。
発疹期には感染力はほとんど消失しているので、発疹のみで全身状態のよい者は登校(園)可能である。
かぜ症状出現から発疹が出現するまで。
主として飛沫感染、母子感染(胎内感染)

突発性発疹

潜伏期間 症状・登校(園)基準など 感染期間・感染経路
9~10日 6~24か月が最も多く、4歳までにほとんどの子どもが感染する。
39.5℃以上の発熱が3~7日続いた後、解熱とともに発疹が出現し、その発疹は数時間から数日間持続する。けいれんや、稀ながら脳症を呈すこともある。
症状が回復したら登校(園)可能である。
無症状の家族、保育者、濃厚接触者などの唾液を介した感染

アタマジラミ症

潜伏期間 症状・登校(園)基準など 感染期間・感染経路
産卵~孵化
10~14日
成虫まで
~2週間
頭皮に寄生し、頭皮に皮膚炎を起こす疾患。児童に多く、衛生不良が原因ではない。
一般に無症状であるが、吸血部位にかゆみを訴えることがある。
適切な治療を行えば登校(園)やプールに制限はない。
接触感染

伝染性軟疣(属)腫(水いぼ)

潜伏期間 症状・登校(園)基準など 感染期間・感染経路
2~7週 特に乳幼児期に好発する皮膚疾患。
いぼ以外の症状はほとんどない。いぼの内容物が感染源となる。発生部位は体幹、四肢。特にわきの下、胸部、上腕内側などの間擦部では自家接種(引っ掻くことで感染を広げる)により多発する傾向がある。自然治癒まで6~12か月、時に4年程度かかることがある。
制限はないが、浸出液がでている場合は被覆する。
接触感染

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出席停止の日数の数え方

日数の数え方は、その現象が見られた日は算定せず、その翌日を第1日とします。

「出席停止期間:解熱した後3日を経過するまで」の考え方

例:解熱を確認した日が月曜の場合

日曜日 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日
解熱 1日目 2日目 3日目 出席可能→

インフルエンザにおいて「発症した後5日」の考え方

例:水曜に発症した場合(発症:発熱の症状が現れたこと)

水曜日 木曜日 金曜日 土曜日 日曜日 月曜日 火曜日
発症 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目  出席可能→

問い合わせ
感染症・予防接種相談窓口(厚生労働省ホームページ)

子宮頸がん予防(HPV)ワクチンを含む予防接種、インフルエンザ、性感染症、その他感染症全般について相談できます。
※行政に関する意見・質問は受け付けていません。
※相談窓口は、厚生労働省が業務委託している外部の民間会社により運営されています。

 参考サイト 
学校、幼稚園、保育所において予防すべき感染症の解説(日本小児科学会ホームページ)
学校において予防すべき感染症の解説(文部科学省ホームページ)
感染症の話(国立感染研究所・感染症情報センターホームページ)

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